役職とやりがいと心強さと

幹部ナビをご覧の皆さま
こんにちは、制作部のKです。

制作部の主任となってから2年ほど経ち、現在ではマネージメント業務もすっかり日課となり、管理職という肩書の本当の意味に日々打ちのめされております。
ただ日本の管理職の割合は10%前後といわれており、10人中9人のサラリーマンは生涯、部活でいうところの補欠のまま。
正直自分は組織に属している以上は自分が仕事をした意味・証明はやっぱり欲しいです。
近年はノマドワーカーなどのスタイルもありますが、自分はまだまだ働き盛りなので、もう暫くは修業の身です。

しかし2年前の当時、なし崩し的に与えられた役職で自分自身にも役職に見合う器がないことを重々理解していたので1年目に重視したことは「チームとしての結束」に重点を置きました。
お互いのフォローを積極的にさせて自分にも作業者にも自分たちはチームとして仕事をしているという事を意識付けさせました。
その甲斐あってか(?)他部署からも「制作部は仲が良い」という声もいただけるようになりここはまぁ及第点はクリアできたのではないかと。

2年目は「自分自身のスキルアップ」です。
チームとしての丈夫なスクラムは組めても点を取れる人がいなければ、仕事ではなくただのルーチン作業で何の面白みもありません。
この年は自分が役職である意味とチームへ果たす役割を改めて意識して、これまで他部署の仕事だった範囲も積極的に知識を得て極力、仕事でもプライベートでもインプット・アウトプットを繰り返しました。
その結果得られた私個人の信頼と実績は店舗サイトリニューアルで如何なく発揮できました。
プライベートもまぁまぁ充実しましたし、この一年に関しては120点を取れたと思います。

そして3年目・・・
自分がレベルアップしただけでは組織の中での仕事自体のやりがいや充実感を得続けるのは困難です。
となるとやはりチーム全体のレベルアップは必須条件です。

という事で3年目は”チーム”という綺麗事ではなく”組織”を意識した目標を立てました。
ここで必要となるのがビジネスでよく言われる「戦略」「戦術」「武器」の3大要素です。
自分は経営者ではないので企業理念などはひとまず置いといて、その目標達成のための作戦は自分がカギを握る事になるので適当になどできません。

具体的に言えば

「戦略」 → 目的を達成させるためのシナリオとビジョンの共有
・シナリオがない映画が物語として成立しないのと同じように、一つの案件に対しての理想としての大筋と、現実の納品期日とを天秤に図りながら現実的なゴールとスケジュールを調整します。
ここで一番大事だと思うのは、作業者にこの案件のゴールに到達したときに自分または担当作業者それぞれにどのような結果(レベルアップ)をもたらすか?という点をいかに具体的なビジョンを作り、共有できるかがとても大変です。
┗ここで自分がブレてしまうと指示も曖昧になり、そのまま進めた作業の進捗具合がシナリオ通りに進んでいるか?もしくは軌道修正が必要か?の判断が鈍ります。

「戦術」 → 作戦成功のための理解と認識
・どの作業を誰に担当させるのが一番効率的、または効果的か?を見定め、作業者本人にも与えられた任務の役割の意味を理解させる。
┗自分の役割がハッキリとした作業者の仕事はやはり早いですし、責任感も生まれます。

「武器」 → 任務成功のための取り組み方・装備
・与えられた任務にはどのような武器(スキル・応用術)が必要となるかを判断させ、それに備えさせる。
┗ここで今の作業者のスキルに足りないものを補う(後方支援・物資調達)ために自分がいるといっても過言ではありません。

主にこの3工程の土台となるシナリオを各作業前に試行錯誤しているのですが、自分も普段は1人の作業者に過ぎないのでやはり簡単ではありません。
そこで最近ひとつ要素を増やしました。

「後方支援」 → 仕事の効率化を促進させるツール・ライブラリーの作成
・ツールは当然ですが、ライブラリーは文字通り過去の仕事から使いまわせるコードや表ファイルを応用して作業者をフォローする。
これらを”使う”ことはビジネスマンとしては当たり前ではあるのですが、モノ作りの端くれである自分たちの場合はそれに見合う物が無ければゼロから”作る”ということができます。
ただここで重要なのは自分だけが使えるものでは無く、後々に誰でも扱える物でなければならないので敷居は高いです。

しかし意外にも自分の中でここ点がもっともやり甲斐を感じるという事に最近気付きました。
自分の作ったものを使った人が、それにより新しい仕事のやり方を見つけられるというのはかなり嬉しいものです。

この2年分の達成感と現在の目標は個人とクライアントの関係性だけのノマドの人たちには得難い物だと思います。
「組織で働く事の無意味さ」を謳う本やエントリーも多いですが、組織で得られる結果を己のやりがいやスキルに昇華できれば組織で働く意味と恩恵は大いにあると思います。

組織として一緒に己を高められる方、ご応募お待ちしております。

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