新橋店・Big Boy(@sin_cinFC)です!
ついこないだ書いたばかりなのに、、
この文豪に期待しているのか。
はたまた、もっと真面目に書け!!という暗示なのか。
まさかの本部から指名が入り、2ヶ月ぶりの執筆です!(笑)
一作目はこちら
密かに語り継がれる伝説をお話致します。
割愛してる部分もあるので気になる方はぜひ店頭で!
また先にお伝えしますが、当時はこち亀の両さんに憧れて、
日に30時間という矛盾を乗り越えた特殊な
訓練を受けたから成した不名誉な記録なので
良い子は絶対にマネしないでね。
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第4章:修羅の道
0合目
風も耐えた夏夜の闇が、重く蒸し暑くたれこめる
8月上旬。
縁結びとしても有名な高尾山のパワースポットに
向けて出発した。
その夜は特に暑く、冷房をつけてもムシムシした
感覚が残り、私達を狂わせた。
5合目
無心に車を走り続け、気づいたら富士山にいた—。
早朝にも関わらず多数の行楽客で賑わうサービスステーション。
天気も良く時折、澄んだそよ風が肌にあたり気持ちが良かった。
第5章:誘惑の頂
5合目
記念撮影や土産物色で賑わう中、
頂上まで目指すであろう登山客がちらつく—。
天上を見上げると、
太陽を背に悠然とそびえ立ち、王冠みたく雲がかる頂。
神々しく感じた。
一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿とはまさにこのこと。
6合目
いても立っていられなくなり、僕たちは自然と頂を目指して
足を動かしていた。6合目付近はまだ余裕で
登山客の周りには行楽客もいた。
7合目
足を止めてバックからジャケットを
取り出す登山客がちらほら見受けられた。
気温も下がっているのだろうか—。
周りの登山客の視線が冷たく感じた。
だが猪突猛進の如く、足を休めず駆け登ったからか、
少しひんやりとした空気がちょうど良かった。
休憩小屋にてタバコをくゆらせながらも絶景に見惚れ、
すぐにタバコは灰になり2本目を点けた。
5合目で買ったペットボトルも底をつき、
売店でチョコレートと500mlのお茶を買う。
1000円以上した。
8~9合目
酸素も薄いのだろう。
レンジャーに支えられながら脱落していく小童がちらほらといた。
さすがに足取りは重く、道も荒くなっていた。
呼吸を整えながらも決して挫ける事なく一歩づつ地に足着けて進む。
ただ頂を目指して—。
9合目
山小屋にて最後の休憩。
7合目と景色の違いは無いが、九合目という数字が鼓舞させる。
確実に登ってきていると実感。
あともう少し。
しかし小屋の従業員から、もう帰った方がいいと言われる。
山頂は雨降っていてかなり寒いそうだ。
否!媚びぬ!引かぬ!顧みぬ!
ここまで来た。霞がかっているが、頂上は目視でした。
すぐそこなんだ!
外国人登山家の冷たい視線を尻目に、飲料水を購入。
1000円。高すぎ!
頂 14:00
ロッククライミングみたいな岩を登り上げ、遂に—。
全てを見下してきた富士山頂と同じ高さにいる自分。
日本一高い地に足ついて見渡した。
達成感と悦び—。
何とも形容しがたい感覚だった。
しかし!喜びも束の間。確かに寒い。
聞いたら10℃以下でさらに雨もパラパラと。
次第に雲も濃くなり、もはや本当にここは山頂か!?
というぐらい何も見えない。
仕方なく山頂の定食屋で温かいカレーうどんを食べた。
太い靴紐を食べているぐらいまずい。だが美味い!
日本一高い場所で吸うタバコは別格だった。
酸素も薄いのか肺に重くのしかかる。
もう思い残す事も無くなり、直ちに下山。
だが、登りより下山の方が遥かにしんどい。
ギザギザ道一面に石ころが散りばめられており、
素足にクロックスだったので石が靴の中に入り痛む。
満身創痍と睡魔に襲われて岩の木陰で寝てしまった、、、
…トントン。トントン。
…すいませーん
山岳レンジャーに起こされ、
倒れてるのかと思われ、かなり心配された。
ましてやこんな格好だったので、何事かと思いましたよ(笑)と。
すると何やらレンジャーの後ろに数人いた。
明らかにレンジャーの格好ではない。
よく見ると満面の笑みを浮かべたテレビクルーだった。
登山への経緯や冗談を交えながら談笑して、
大盛りあがりのインタビュー。
最後に出演承諾書にサインをして終わった。
自然と体力も戻り無事、何事も無く帰路についた。
そして今日も富士山は私を見下ろしている—。
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結局8時間ちょっとで登り、下山に3時間弱かかりました。
後で知りましたが、今回のルートが一般的なルートで
7合目と9合目(?)に宿泊施設もありました!
他にも違う登山ルートがあるみたいですよ~
興味ある方は是非!と言いたいところですが、
弾丸旅行もほどほどに!(笑)
ちなみに当時履いて行ったクロックスは現役バリバリです!