梅毒、増えています! 風俗で梅毒から身を守る方法とは

最近、梅毒(ばいどく)って言葉をよく耳にしませんか?

梅毒とは感染症の一種で、性行為などによってうつる病気。実は近年、この梅毒が国内で急増しているんです。

そう聞くとちょっと怖い気がするかもしれませんが、大丈夫。梅毒は正しい予防と治療をすれば、軽い症状で済むケースが多いんですよ。

というわけで、今回は梅毒について感染経路や症状、治療法はもちろん、思わず「へぇ~」と驚くトリビアまで紹介していきます。

特に、風俗好き男性なら自分の身を守るため(あるいは、相手女性の身を守るため)にも知っておきたい知識です!

梅毒患者はここ数年で急激に増えている!

梅毒と聞くと「それって昔の病気でしょ?」と思う方もいるかもしれません。

確かに治療薬がめざましく進歩したことで、梅毒は今では薬で完治できる病気と認知されるようになりました。

しかし、そのために梅毒に対する恐怖や危機意識が薄れてしまい、特に若い世代を中心に梅毒患者の蔓延を招いていることが指摘されています。

下の図をご覧ください。東京都福祉保健局が発表した、過去10年間における梅毒患者の感染経路別推移を示したグラフです。


東京都福祉保健局ホームページ



国立感染症研究所ホームページ

これを見ると、平成26年頃を境に異性間での性的接触による感染が急増していることがおわかりいただけるでしょう。

梅毒に一度かかってしまうと、再感染を一生涯抑えるタイプの抗体はできません。抗生物質で菌が死滅しても、完全な免疫ができたとは言えないのです。そのため、再感染してしまう危険性もあります。

いくら薬で治せるからといって、梅毒を甘く見てはいけないのはこうした背景があるからです。

 

そもそも梅毒って何なの? 病名の由来は? 

梅毒は「梅毒トレポネーマという真正細菌(バクテリア)に感染することによりおこる全身性疾患」と定義されています。

ん? 梅毒トレポネーマ? 

もしかしたら、保健体育の授業などで「梅毒の原因となる病原体はスピロヘータ』と聞きかじった方も多いのではないでしょうか?

一昔前まではこのスピロへータそのものが梅毒の原因菌と思われてきましたが、近年の研究ではスピロヘータの中でも特にトレポーマと呼ばれるバクテリアが梅毒を引き起こすことがわかってきました。

トレポーマの正式名称は『真正細菌スピロヘータ門スピロヘータ綱スピロヘータ目スピロヘータ科トレポネーマ属梅毒トレポネーマ』だそうです。何だかややこしくて舌を噛みそうな名前ですが、このトレポネーマが梅毒の原因となる病原体なのです。

 

梅毒の名称の由来

“梅の毒”と書いて“ばいどく”と読みますが、どうしてという文字が使われているのか不思議に思いませんか?

これには主に2つの説があるようです。

まずは、梅毒特有の症状である発疹がヤマモモ(楊梅)の果実に似ていることから楊梅瘡(ようばいそう)と言われていたのが語源という説。


ヤマモモ(楊梅)の果実


梅毒特有の発疹例。バラ疹とも呼ばれる。

もう1つは、もともとは“黴毒(ばいどく)”と呼ばれていたのが、“黴”の字が常用漢字ではないため同じ音の“梅”が宛てられたという説。ちなみに“黴”は訓読みで“かび”のことです。

 

梅毒はどうやって感染する? どんな症状が出るの?

梅毒は、梅毒菌を含む体液(膣分泌液や精液、血液など)が粘膜に触れることで感染する病気です。

そのため、主な感染経路は性行為とされています。風俗で遊ぶ際など、どうしても心配な方はコンドームを着用することをおすすめします。

ですが、100%安心できるわけではありません。コンドームを着けてない箇所から感染してしまう可能性もあります。

例えば、梅毒菌を持った相手とディープキスをした勢いで口内が傷付いてしまったりするとそこから感染する危険も。

とは言え、肌が触れ合ったりした程度で感染することはないので、神経質になる必要はないでしょう。

 

梅毒の症状には第1期から第4期まである

 

・第1期

梅毒の初期症状として、感染から約3週間後に病原菌が侵入した箇所(性器、肛門、口内など)に1cmぐらいの赤くて固いしこりただれが生じることがあります。痛みはほとんどありません。

6週間後ぐらいには鼠径部(大腿部の付け根にある溝の内側部分)が固く膨張します。治療せずに放置しておいても、しばらくすると自然に消えてしまいます。

 

・第2期

上記の症状が一旦消えた後、3ヶ月ほど経つと全身に発疹ができます。放置しておいても1ヶ月ほどで症状は自然に消えます。風疹の症状に似ているため、自己診断では気付かないケースも。

 

・第3期

症状が出ないまま、潜伏期間へ。この間も皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。

感染後3~10年以内に、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生します。現在は治療薬の進歩により、このような症例をみることはほとんどなくなりました。

 

・第4期

第3期の症状がさらに進むと、臓器に腫瘍が発生したり、脳や脊髄、神経を侵されて麻痺性痴呆に陥ったりします。最悪の場合、死に至るケースも(現在ではほぼありません)。

 

梅毒になると鼻がもげるって本当?

梅毒にかかると鼻が取れてしまう――そんな話を聞いたことありませんか?

これは第3期にみられるゴムのような腫瘍(ゴム腫)の代表的な症状です。

ゴム腫とは皮膚、筋肉、骨の組織を破壊する腫瘍のこと。これが鼻の辺りに発症した場合、組織破壊の過程で鼻が陥没したような状態となってしまいます。これが「鼻が取れた」と形容されるのです。

もちろん、最近は医療の発達によって症状がここまで悪化する例はほぼ見られなくなりました。


鼻にゴム腫ができてしまった男性の肖像

 

梅毒の検査はいつからできる? 具体的な治療法は?

誰かと性的な接触をして「ヤバい……そういえば梅毒は大丈夫かな?」と不安になったら、とにかく医療機関で検査してもらうことが必要です。

しかし、行為をした後にすぐ検査しても正確な結果は期待できません。なぜなら、感染後4週間以上は経過しないと感染したことを示す抗体が検出されないからです。

抗体ができる前に検査した場合、梅毒にかかっていたとしても陽性反応が出ることはありません。不安だと思いますが、4週間は様子をみておいてください。

検査は泌尿器科を受診するのがいいでしょう(女性の場合は婦人科)。発疹などの場合は皮膚科でもかまいませんが、正確に診断してもらうためにも性的接触があったことを医師にきちんと伝えておく必要があります。

 

梅毒の検査方法は?

梅毒の検査方法には、下記の2種類があります。

 

・クイックテスト

梅毒に対する抗体の有無を検査します。上述の通り、感染機会から4週間以上経たないと感染していても抗体が検出されません。

より正確にチェックするには、6週間以上は間を空けておいた方がいいでしょう。

クイックテストは、検査して15分後にはその場で結果がわかります。

 

・TPHA+RPR定量

梅毒に対する抗体価(ウイルスに対して、リンパ球が生産した抗体の量を示す指標)を数値として検出します。現在ウイルスに感染中なのか、過去に感染したことがあるのを細かく鑑別することもできます。

 

料金は医療機関で異なりますが、4,500~8,000円ぐらいかかるとみておくといいでしょう。

 

梅毒の治療法は?

外来で処方された抗菌薬を内服することで治療する方法が一般的です。内服期間などは発症してからの時期によって異なります

一般的には、下記の内服薬が処方されます。

 

・アモキシシリン

ペニシリン系の抗生物質。1日3回、決められた量を指示された期間中服用します。第1期の患者で2~4週間、第2期の患者で4~8週間の服用が目安です。薬の効果を確認するため何度か通院して検査する必要があります。

 

・エリスロマイシン

マクロライド系抗生物質です。ペニシリンと類似した効果があるため、ペニシリンアレルギー患者に処方されます。

 

・セフトリアキソン

セフェム系の抗生物質。早期患者であれば、1日1回1gを14日間筋肉注射あるいは静脈注射することで治療します。また、罹患期間が1年を超える患者はセフトリアキソン1日1回1gを28日間筋肉注射あるいは静脈注射することが治療の目安になります。

 

梅毒は、治療しなくても症状が消える特徴があります。そのため、症状が消えたからといって自己判断で服用を中断すると、完治しないまま病気が進行してしまいます。飲み忘れなどには注意が必要です。

 

梅毒っていつ頃から日本で発症するようになったの?

歴史上、梅毒が初めて記録されたのは1494年のイタリア・ナポリでした。

当時、フランス軍の侵攻を受けていたナポリで梅毒が大流行。フランス軍の帰還とともに梅毒が蔓延したため「フランス病」と呼ばれたそうです。

ヨーロッパで梅毒が流行った元凶は、かのクリストファー・コロンブスだと言われます。コロンブス率いる探検隊員がアメリカ大陸で原住民女性と交わって感染し、ヨーロッパに持ち帰ったことから世界中に広まったという説が有力です。

日本の文献に初めて登場したのは1512年のこと。梅毒で死亡したとされる著名人も多く、加藤清正前田利長黒田官兵衛などが可能性が高いのだとか。

江戸時代になると、さらに梅毒は大流行しました。『解体新書』の著者として知られる医師・杉田玄白は「1,000人診た患者のうち、800人ほどは梅毒だった」との記述を残しているとか。また、当時の吉原などの遊廓では“梅毒になって一人前”といった間違った認識も広まっていました。

第2次世界大戦後、日本を占領したGHQのマッカーサー司令官は梅毒持ちの遊女があまりにも多いことに驚愕したとか。公娼廃止指令を出したのには、そんな背景もあったと言われています。

 

梅毒についてのまとめ

近年、日本国内で梅毒が密かに蔓延しつつあることがニュースなどで話題となっています。

その背景には日本人の梅毒への危機感が薄れてきたことに加えて、もう1つの事情があると指摘されています。

それは、外国人観光客の増加です。

一説によれば、梅毒患者の急増は海外からの外国人観光客の流入と無関係ではないと言われます。

確かに、ここ数年の患者数の伸び具合は外国人観光客の増加と比例しているようにも見受けられます。

しかし、そう結論付けてしまうのはあまりにも早急というもの。根本的な原因がどこにあるのか、もう少し慎重に探っていく必要があるでしょう。

 

梅毒は、今や怖い病気ではありません。しかし、油断は禁物です。過去を振り返ってみれば、病原菌が突然変異した例もあります。

現在はペニシリンが有効な治療薬ですが、この先、効かなくなる可能性も決して否定できないのです。

どんな病気でも日頃からのセルフケアと早期発見が一番の特効薬と言われます。それは、性感染症だって同じこと。

風俗好きな男性なら、常にそうした意識を持っておくべきだと言えるでしょう。ひいては、それが風俗の明るい未来につながるのです!

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廓(くるわ)だん吉

廓(くるわ)だん吉

風俗雑誌の編集部を経て、現在は風俗&アダルト関連記事のライターとしてウェブサイトをメインフィールドにコラムを執筆中。柔らかい記事からちょっと社会派な硬い記事まで大局的な視点で風俗業界を斬っていきます♪


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