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SEXにおける【体位】の雑学<四十八手図解付き>

皆さんはセックスをする時、どんな体位が好きですか?

今でこそ私たちは色々な体位でセックスをしていますが、もともと人類は動物と同じように後背位でのセックスが主流でした。

なぜ後背位だったかというと、危険が差し迫った時すぐ逃げ出せるようにしておく必要があったからだとか。

やがて文明が発達し、家の中で落ち着いてセックスできるようになるとお互いに顔を見合ってセックスできる「正常位」が人類のスタンダードな体位に。

そればかりでなく、人類の性への飽くなき探求心は他にも様々な体位を生み出したのです。

今回のコラムはそんな体位にまつわる雑学あれこれをお届けします。

 

「四十八手」は日本だけでなくフランスにもある

体位と聞いて思い浮かぶのが「四十八手」

体位のバリエーションを解説した四十八手は日本独自のものだと思われがちですが、実は世界中にこの手のハウツーセックスは存在します。

中でも有名なのが、フランスの四十八手。

さすがアムール(愛)の国と言われるだけあって、フランスの四十八手は日本のそれにも負けないほどシャレた名称が付けられています。

ざっと挙げると<騎乗散策><生き生きしたメダル><謎の女><ヘラクレス><ミラノのロカンボール>……etc.

名称を見ただけで(一体どんな体位なんだろう)と想像が膨らんで興奮してしまいます。

セックスにかける情熱は万国共通だと思わずにはいられません。

 

正常位の別名は「宣教師の体位」

正常位はカトリック教会が唯一認める「神聖不可侵の体位」であることをご存知ですか?

現在ではどうか分かりませんが、かつてはカトリック教会の宣教師に許されていた体位は「正常位」のみでした。

宣教師はキリスト教とともにこの体位を世界に布教し、改宗をすすめたと言われています。

ちなみに、先に紹介したフランス四十八手は1790年に刊行された『フランス聖職者に捧げる愛の四十八手』(作者不詳)という本に収められていますが、正常位は同書では「たとえ処女でもやり方を知っている<正しいやり方>と紹介されています。また、この本の中では、正常位のバリエーションとして<カタルーニャ女><風車><極端>なども紹介されています。

一方、日本四十八手では正常位は「本手」と呼ばれます。本手にも様々なバリーションがあり、<網代本手><揚羽本手><筏本手><寿本手><洞入り本手><笹舟本手><深山本手><入舟本手>など種類が豊富です。

 

後背位をフランスでは<牝のグレーハウンド犬>と呼ぶ

もっとも原始的な体位である“後背位”……いわゆる<バック>。

その歴史は古く、紀元前1世紀のボンペイの壁画にはすでに後背位でセックスする男女の姿が描かれています。

ワンワンスタイル、ドギースタイルとも呼ばれ、ラテン語では「More canino」。日本語訳でズバリ<犬ノゴトク>と名付けられています。

『フランス聖職者に捧げる愛の四十八手』で紹介されている名称は<牝のグレーハウンド犬>。これまた、なかなかエスプリが効いています。

ちなみに、日本の四十八手では後背位は<出船うしろ取り>と紹介されています。

 

騎乗位の別名は<ヘクトルの馬>

古代ギリシア時代、トロイア軍の勇将ヘクトルがベッドの上では妻のアンドロマケに跨られていたという言い伝えから、騎乗位は<ヘクトルの馬>とも呼ばれます。

アラビアの性典『匂える園』では、騎乗位は肥満男性向けの体位として推奨されているとか。

また、フランス最古の性愛手引書『娘の学校』(1655年)の中では、騎乗位は「疲れた男性をいたわる体位」として紹介されています。

ちなみに、フランス四十八手では<甘い串刺し>、日本の四十八手では<茶臼>と呼ばれます。茶臼のバリエーションとして<時雨茶臼><機織茶臼><月見茶臼>というものもあります。

 

<城壁のナポレオン>ってどんな体位?

<城壁のナポレオン>という体位をご存知でしょうか?

なんだかかっこよさそうな体位ですが、ナポレオンといえばフランス。そう、フランスではいわゆる「立ちバック」をこう呼びます。

なぜ立ちバックが<城壁のナポレオン>なのかと言えば、ナポレオンは背が低かったためにこの体位がピッタリだったとか。

フランス四十八手では立ちバックは「見張り」の名称で紹介しています。また、『肉体の楽園』を著したドクター・ラガイユは立位を<シテールのワルツ>と命名しています。

日本の四十八手は立ちバックのバリエーションが多く、壁に手をつく<後ろ櫓>、碁盤に手をつく<碁盤攻め>、将棋台に手をつく<将棋倒し>、仏壇に手をつく<仏壇返し>が紹介されています。

 

座位に関する雑学

女性がしゃがむ体位は、オスマン帝国のスルタン(イスラム王朝の君主)であるメフメト二世の妃が発明したと言われています。

そのため、この体位は別名<スルタンの妃>と呼ばれています。当時、スルタン妃は王を悦ばせるためしゃがみ込んで股を大きく開き、後ろにのけぞって大胆なポーズでセックスをしていたとか。日本でいう<千鳥>に近い体位といえばいいでしょうか。

『アラビア枕草紙』では男女がしゃがんだ体勢で結合したまま部屋を一周する<キリスト教徒>なる体位が紹介されています。他に<龍の隠れ家><息絶え絶え><腰かけ><皮をむいた胡瓜><洗濯女>といった座位のバリエーションがありました。

アラビアの性典『匂える園』には<杵つき><蛙><足指がらみ><入れ子>などの座位が。どうもアラビア人は座位が好きだったようです。

フランス版四十八手には、椅子を使った座位を<アメリカ栓抜き>と紹介しています。

また、完全にしゃがみ込まず、ひざまずいた体勢でのセックスにも趣きのある名称がつけられています。

フランス版四十八手では<甘い串刺し><ピエール親父の牝馬><逆中国女><合鴨>、
日本版四十八手には<時雨茶臼><鴨越え>……etc.

いずれも絶妙なネーミングセンスですよね。

 

側位は「なまけものの体位」?

側位は肉体的な疲労が少なく、長時間まったりセックスするのに向いているため「なまけものの体位」とも呼ばれます。

アラビアの性典『匂える園』では、座位は<引き絞った弓矢>と記されています。

『アラビア枕草紙』には<脾臓ひねり><アルメニア人><情熱家><賢人><支配者><平和な性交><別れの性交>。

日本版の四十八手には<八つ橋><横笛><鴨の入首><裾野><窓の月><横どり>と風流な呼び名がつけられています。

洋の東西を問わず、なるべく体力を温存する省エネセックスは人気が高かったようですね。

 

仰天! 世界のアクロバティックな体位

世界中には驚きの体位が存在します。いくつか紹介してみましょう。

 

<スーダンの蝶>

天井から鉤に吊るされた女性が、仰向けに寝ている男性に挿入。結合部を軸にらせん状に回転する体位。

ソープランドのマットプレイ「花時計」に似ていますね。

 

<アラブ人の槍の貫通>

天井から四肢を吊るされた女性に男性が立ったまま挿入して、女性の体を振り子のように揺らす体位。

 

<ザンジバル鳥の手押し車>

床に手をついて前屈みになった女性の下半身を持ちあげ、挿入したまま手で歩かせる体位。

 

<オーマル公爵>

立位の変形バージョン。男女ともに立ったまま、女性が膝を軽く曲げて方足を上げ、男性が挿入する。

 

<アルフォンス・アレー版スワンダイブ>

ノルマンディー風の婚礼タンスの上から女性がベッドの上に飛び降り、仰向けに寝た男性とノーバウンドで合体。……も意味が分かりません。

 

おまけ:図解【

四十八手>】

立ち鼎(たちかなえ)

千鳥の曲(ちどりのきょく)

立ち松葉(たちまつば)

深山(みやま)

立ち花菱(たちはなびし)

鵯越えの逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)

碁盤攻め(ごばんぜめ)

首引き恋慕(くびひきれんぼ)

絞り芙蓉(しぼりふよう)

鳴門(なると)

 

千鳥(ちどり)

椋鳥(むくどり)

鵯越え(ひよどりごえ)

抱き上げ(だきあげ)

雁が首(かりがくび)

手懸け(てがけ)

しがらみ

百閉(ひゃくへい)

本駒駆け(ほんこまがけ)

帆かけ茶臼(ほかけちゃうす)

茶臼のばし(ちゃうすのばし)

理非知らず(りひしらず)

時雨茶臼 (しぐれちゃうす)

テコがかり

こたつがかり

獅子舞(ししまい)

撞木ぞり (しゅもくぞり)

寄り添い(よりそい)

つり橋(つりばし)


うしろやぐら

御所車(ごしょぐるま)

二つ巴(ふたつどもえ)

窓の月(まどのつき)

岩清水(いわしみず)

流鏑馬(やぶさめ)

こたつ隠れ(こたつがくれ)

宝船(たからぶね)

締め小股(しめこまた)

押し車(おしぐるま)

鶯の谷渡り(うぐいすのたにわたり)

浮き橋(うきはし)

抱き地蔵(だきじぞう)

達磨返し(だるま返し)

乱れ牡丹(みだれぼたん)

仏壇返し(ぶつだんがえし)

菊一文字(きくいちもんじ)

松葉崩し(まつばくずし)

燕返し(つばめがえし)

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廓だん吉

廓だん吉

自称・風俗ウォッチャー。高校卒業後、金津園で童貞を喪失したのをきっかけに風俗遊びにどっぷりハマる。風俗雑誌の編集をしていたこともあり、仕事とプライベートで接した嬢の人数は軽く一千人以上。


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