個性を生かす環境

 私はスタッフの教育に関してはわりと放任主義な傾向がありまして、スタッフ個人の個性を伸ばす形をとるのが良いと考えているためなのですが、現状当店にはずいぶんと個性的なスタッフが集まっております。
 例えばH君などは、個性を伸ばす形で成長をしている良い例です。
 彼は来た当初、接客の仕事がまったく未経験であったため、その言動、立ち居振る舞いに大きな問題がありました。そのためお客様受けも悪く、在籍の女性からもいくらかの不評を買っていました。
 そんな彼でしたが彼には優れた作文の能力があり、HPの女性の紹介文や公式ブログの更新をまかせてみたところ、なかなかよい物を作るのです。
 そのまま任せていたところ、だんだん本人も自信が付いてきたようで、今では『自分のブログ記事のおかげでお客様が来ている』と思っているようで、ますます彼の作文は絶好調になってきています。
 もちろん彼の考えは思い上がりといえなくは無いですが、まったく間違いでもありません。
 お客様は受付に来て『ブログの文章を読んで来た』などとは言ってきたりはしませんが、毎日多数の閲覧がある以上なにかしらの影響を受けて、お店にアクセスしてくるものです。その行動をお客様に起こさせる要素に一役買っているのは間違いない事実であると考えています。
 今では周りのスタッフもそういった面でH君には一目置くようになっていますし、在籍の女性も彼がうまく自分たちを宣伝してくれるんだという認識が芽生えてきたようで、以前ほど不評を聞かなくなりました。
 そして例えばI君です。
 彼は来た当初からとにかくよくしゃべる男で、明るいのは良いのですが、だいたいのおしゃべりな人間がそうであるように、自分の言動に対する責任感が希薄であり、困ったものだと思っていました。
 彼のスキルは『おしゃべり』として、彼には早々に受付を任せてみました。
 基本的には彼のやりたいようにやらせておきました。もちろんしっかり監視の下に、駄目なところはしっかりと指導しましたが。
 そんなこんなで、今では彼と話がしたいといって来店されるお客様がいるくらいになってしまいました。
 他にも個性的なスタッフはいますが、こういった『おしゃべり』という下手をすれば『悪い癖』ともいえるような個性すら、スキルととらえて仕事に生かせる環境を、私の指導力の表れだと自慢してみてもよいのですが、こういった指導の仕方が出来るのも、うちのグループの環境故なのだろうと思います。
 思い上がり結構、悪い癖すらもスキルとして生かせる環境はうちのグループの美点なのです。
 

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