回想~シンデレラグループと横浜

シンデレラグループの1号店でフラッグシップ店でもある「横浜シンデレラ」
あのシンデレラグループのフラッグシップ店がどうして横浜なの? と思う方もいるかもしれません。
現在では都内に拠点を構え、大勢のスタッフが日々の業務をこなしているシンデレラグループのオフィスですが、私が15年前に入社したころオフィスは横浜にありました。

そしてそのオフィスも今とはかなり様子が違っていました。色んな意味で。

今回はそのあたりの「今昔の違い」について「懐かしいな~」と思い出しながら書いていきます。

・タバコが吸えた

今では到底考えられないことですが、当時は自分のデスクでタバコが自由に吸えるオフィスでした。特にパーテーションで区切られていたわけでもなかったので、非喫煙者にとっては辛い仕事環境。もちろん今より少人数ではありましたが、喫煙者が全員がタバコを吸い出した日には、非喫煙者にとってそこは正に地獄絵図。

“非喫煙者の私”はひたすら窓を開けたり、パーソナル扇風機を回していました。

「ここはヤバイ…」

そんなことを思いながら通い続けた日々。
現在はもちろん完全禁煙環境で、タバコを吸わない人の方が多いです。

・カオスな雰囲気だった

当時は事務所が狭かったせいもあり「オフィス」というよりは「ネットカフェ」に近い雰囲気の職場でした。
パーソナルスペースの狭さは半端なく、スメルバッドな方の隣になった日にはもうそれは耐え難い時間です。とにかく個性的で人は良いけどイカれていらっしゃる連中の皆様が多かった…。

「こいつらヤバイ…」

結構お堅い業種から転職した真面目?な私は「さすが風俗業界だな」「刺激的で面白いな」とポジティブな方向で自分を納得させていましたが、ここで長く続くかどうかは不安な毎日でした。

現在のオフィスはと言うと、相変わらず個性的なスタッフは多いですが、イカれた連中は影を潜めました。そのせいかどうかはわかりませんが快適そのものです。
そこはデザイン事務所か広告代理店かといった雰囲気で、まさかここが風俗系のオフィスだとは誰も想像つかないことでしょう。

・仕出し弁当を食べていた

今のオフィスで仕出し弁当を頼んだら、とてつもない数のお弁当が会社に届くことになり大変ですが、当時はお昼にみんなで仕出し弁当を食べるという、ほのぼのした時間もあったりしたのです。
時々お昼に戻れない上司の「松」弁当を誰が食べるかで小競り合いもあったりしましたが、いざ食べてみると

「松なのに不味い…」

現在では、皆が好きな時間にお昼をとるようになりました。
しゃれおつランチに行く人もいれば、昨日の残りをタッパーにいれて持ってくるナイスな経済感覚をもった人もいたりします。

・遅番(夜~朝)がメインだった

当時のシンデレラグループはデリヘル店しかなかったので、女性の入店やサイトのアップなど本格的に動き出すのは夜~朝でした。
また今よりも店舗スタッフとWEBスタッフがリアルタイムで密に連動し、遅い時間帯のオフィスは本当に忙しくバタバタしていました。

「夜なのに賑やか!」

現在は一部の部署を除いて早番のみ(11~20時定時)の稼働です。

・全員が【何でも屋】だった

当時は店舗数も少なかったのでスタッフも少数精鋭。そうなると必然的に自分の専門以外の仕事をやる機会も増えます。新人入店が多い日はレタッチをやり、SEOが落ちればコーディングを手伝うし、当時はFLASHもまだ現役だったのでスクリプトを組んだりと、視野を広げるという点ではこれほど恵まれた環境はありませんでしたが、それは同時に質の低いものを生み出してしまうリスクも抱えていました。(思わぬ才能を見出してしまう場面もありましたが。)

「こいつらすげぇ!」

現在ではそれぞれの分野を、もっとすげぇエキスパートたちが担当している為、以前よりも比べ物にならない程、質の高いものが創り出されています。

・・・そして今、ほぼ理想に近づきつつあるシンデレラグループスタッフのオフィス環境。
これからもどんどん進化し続けることでしょう。

少し前にTVK(テレビ神奈川)で「俺たちの勲章」(松田優作と中村雅俊がダブル主演の刑事ドラマ)の再放送をやっていました。
横浜にある警察署という設定でロケの殆どが横浜。本編では昔の懐かしい横浜の町並みが映し出され、オープニング映像では昔の伊勢佐木モールや赤レンガ倉庫周辺も毎回流れます。

それを見ながらふと思った事は、この業界のことを何も知らずに入社し、迷い、それを乗り越えて風俗という仕事を続けてきた横浜時代のことでした。
現在では店舗、オフィスも東京がメインとなり、新しいスタッフにとっては横浜よりも東京というイメージが強いでことでしょう。
でもなぜか私はシンデレラグループのフラッグシップ店には「横浜」という地名が付いているという事を思うたびに、あのカオスな時代を思い出し、また初心に戻りがんばれる気になれるのです。

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