死を想い、生に気づく

あなたの人生は今日、終わってしまいます。
 
なに言ってんだ。そんなことあるわけないだろうがこのメガネ野郎!
という方は今日も明日もあさっても、平和な国でだらだらと死んでるように生きるのかも・・・。
 
人間、そう簡単に変われないよ、なんて言ったりもしますが、実際、私たちの体を形づくっている60兆の細胞は、一定の周期で新しい細胞と入れ替わっているといいます。言い換えれば死と生を繰り返しています。一番早いのは舌の上の細胞で、入れ替わるのにかかる時間はなんとたったの数時間。
 
骨や臓器は比較的ゆっくり入れ替わりますが、それでも半年から1年程度ですべて入れ替わる。だとしたら一年前のあなたと今のあなたは全く別の人間、といえるのかもしれない。
 
とはいえ、人間には記憶という機能が備わってるので「昨日の自分と今日の自分は違う人間だ」などと思うことはないけど、細胞単位では一刻の休みもなく絶えず生まれ変わっているのだから、私たちも日々生まれ変わっているのです。
 
この考え方をうまく利用すれば、借金の踏み倒しなどにも使えそうです。「昨日金を借りた俺と今日の俺は別人だぜ」なんて具合に。
生活していると、辛いこと、悲しいこと、彼女ができない、いろいろありますが、朝起きたら、昨日のことは忘れて赤ん坊のように真っ白な気持ちでこの素晴らしい世界を眺めたいものです。懸命に生き、毎日眠る前に「いい人生だったな」なんて思えたら最高ですね。
色メガネをはずし、あるがままに現実を捉える、自然に感謝、瞬間を愛する。そんな毎日を繰り返し、やがて祝祭の死を迎える・・
 
このコラムを読んでいるあなたも今日、この世を、去ります。
 
今日を生き切りましたか?
 
大切な人に伝え忘れていることはありませんか?
 
シンデレラグループで働きませんか?
 

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