野球と組織と

 本日でちょうど入社半年になった、メディアプロモーションの横尾です。
 
 さて、今回は野球について語らせていただきたいと思います。何を隠そう、僕は大の野球好きです。どれくらい好きかっていうと、野球サイトを10年以上運営してしまうほどです。
 そんなことはさておき、野球というのはそれぞれの選手が、それぞれの役割を果たすことにより、より一層チームとしての力を発揮することができるスポーツです。守るポジションによってはまったく違うスポーツといってもいいくらいに、それぞれの役割が違うのです。
 その役割を決めるのは、監督です。それぞれの選手の特性を理解し、決めるのです。
 たとえば、俊足で強肩の選手なら外野手。なおかつボールへの反応がよく、球際に強く捕球が上手ければ遊撃手が向いているかもしれません。当然のことながら、そういう選手に一塁を守らせるようなことはまずありません。
 投手だって、ただ球が速ければいいというものではありません。たとえば強肩で知られるプロの外野手であれば、150km前後の球を投げることができます。150kmも出せないプロの投手はたくさんいるのに、です。
 これはやはり向き、不向きがあるからです。投手にはあらゆる能力が求められます。速い球を投げられるなら投げられるに越したことはありませんが、やはり球のキレであったり、投球術、優れた変化球……などなど。
 あるいは投手としても素質はあったけど、それ以上に打者としての素質を見込まれるということもあります。日本ではとくに、身体能力に優れた選手は投手を任されることが多いので、他のポジションに転向させられても対応できることが多いのです。その逆はあまりありませんが。
 野球は守りだけではありません。打撃、すなわち攻撃もあるのです。そのなかで、どの選手をどの順番で打たせ、どんな指示を出すかというのも重要になってきます。
 全員がホームランを狙えばいいかといえばそうではありません。ときにはバントで送ったり、あえて軽打で確実にミートしたり、流れを意識したバッティングも必要になるのです。
 大量得点が入るイニングというのは、むしろホームランが出ないことが多いのです。ホームランが流れを断ち切るとかそういう話になるとちょっとオカルトチックですが、実際にそういうことが多いのも事実なのです。
 ……と、このまま話をひたすら膨らませて、本1冊分くらいの内容にすることも可能ですが、そこまで読みたい方もほとんどいないと思うので、本題に戻らせていただきます。
 なぜ僕が野球の話をひたすらしていたかというと、じつはずっと組織の話をしていたんです。それぞれが違う能力を持っていて、違う作業をしている。それぞれのやりたい仕事や、向いている仕事、会社から割り振られている仕事があって……。
 野球の場合はある程度わかりやすい指標というか、どの選手にどのポジションを守らせればいいかというのが、会社での仕事に比べるとかなりわかりやすいかなという気はします。
 会社という組織のなかでは、その見極めが難しいのです。もしかしたら、投手向きの選手にキャッチャーを守らせてるかもしれません。天性の長距離打者に、2番を打たせてバントばかりさせているかもしれません。あるいは全員でひたすらバントをしたり、長打力のない選手にホームランばかり狙わせたり……。
 でもそれぞれのプレーにはそれぞれの価値があって、それをチーム全員が理解し、認め合うことができればいろいろと見えてくることがあるのではないでしょうか。
 敗戦処理で登板することの多い中継ぎ投手や、ほとんど出番のない2番手捕手。彼らがいるからこそ、他の選手も全力でプレーすることができるのです。いわゆる縁の下の力持ち的存在です。野球チームも、会社という組織も、そういった部分が重要だったりするのではないかと思います。
 そしてノーコンで球が速いだけなのに投手しかできない僕は、無駄に直球ばかり投げ込んだりしています。残念ながら、変化球はあまり投げられません。しかも無駄にスイッチヒッターだったりします。
 
 そんなわけで、お互いを高められるチームメイト大募集なのです。興味を持たれたあなたは、ぜひ履歴書を送ってきてください。お待ちしております。
 

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