グラビア撮影(風俗編)

一般的にグラビアといえば、可愛い女の子や綺麗な女性のポスター・雑誌などで皆さんの目に自然と映っていることでしょう。それが商品と連動したグラビアであれば、モデルさんによって商品価値が向上することになります。
 
風俗で働く女性を撮影するのも同様であります。ただ、どうしても風俗嬢とアダルト雑誌を一緒な感じに思う方々がほとんどだと思いますので、「何が違うか」という疑問が生じるのも当然でしょう。
 
その違いは、アダルト雑誌の場合は、「見るだけ」で成功といえますが、風俗嬢の場合は来客があって、初めて撮影が成功したことになるという点です。
 
なぜ、このようなことを述べるかと申しますと、最近の風俗グラビア誌を見ても会いたいと思わないからです。確かに女の子は可愛いのですが、可愛いだけで何も感じないからです。これは女の子のイメージとお店のコンセプトに編集者が、どのような味付けをしたかであります。味付けという意味は、女の子に会いたいと思わせるだけでなく、「お店にもっと可愛い女の子はいないか?」という意識で探させるのが重要であります。これができる編集者は「匠の技」と言っても過言ではないでしょう。このような編集者の共通して言えることは女の子とお店の情報を頭の中でストーリーが出来上がってきます。いわゆる一つのドラマを制作する感じで風俗嬢のグラビア撮影は進行されていきます。
 
私も数々のグラビア撮影をしてきました。やはり先に述べた内容でストーリーを妄想するには、日々のいろいろな情報と経験で瞬時に決めていかなければなりません。なぜ瞬時に決めなければならないのかと申しますと、当時の驚異的なスケジュールで撮影を進行していたからであります。撮影期間は約2週間(14日間)以内に100人以上の風俗嬢を撮影しなければなりません。一日に平均7〜8人で、ページコンセプトが異なる撮影をしていたからであります。このような状況で全ての女の子たちが可愛いもしくは綺麗な人ばかりではありません。極端なことを言えば、女の子が撮影に楽しんでいるかで編集者の描くストーリーが出来上がります。
 
また、不思議なことに風俗嬢の場合、可愛らしさだけでは厳しいということも現実にあるといえます。例えば、全体的に可愛くなくとも、とっても笑顔がカワイイ、寂しそうな顔にそそられる。さらに顔は関係なくとも巨乳・美尻・美脚で魅了させるボディを持っている女性も見せ方次第で「会いたい」から直接に「触れてみたい」、「揉んでみたい」などを妄想させることも大切であります。いかにお店に足を運ばせるかが重要といえるでしょう。
 
今後はどのようなグラビア撮影が風俗嬢で注目されていくかであります。
全体的にはエロさは必要であってもオールヌードで過剰なグラビアは必要なくなると思います。えっ、ヌードが見れないの?と思われる方は勘違いしないで下さい。美しく、芸術的な領域であれば見れると思います。映像であればモザイクなしで、昭和の日活ポルノと言えば想像できると思いますが、若い人にはピンとこないかもしれない。簡単に説明すると股間をモザイクで見えないようにするのではなく、花や花瓶などモノで見えないよう演出しながら美しさとエロさを表現することです。このような撮影状況は時代の流れと関係しています。
 
現在の撮影はチラ見せが主流な感じですが、来年の春頃からはチラ見せもなくなり、普通のグラビアになることでしょう。なぜ風俗嬢が普通のグラビアで撮影になるかと予想しているのは、風俗アイドル、通称フードルを育てることであります。近い将来、風俗店が生き残る戦国時代になるでしょう。その時に看板娘のような存在だけでなく、フードルが在籍していることが、勝ち組になることでしょう。
 
もう風俗雑誌や風俗サイトだけでは限界があります。私の頭の中には将来を見据えた形が見えていますが、これについては皆さんで想像して頂ければと思います。

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