伝えることができないスキルとは

最近めっきり老け込んでしまった、HTMLデザインのNでございます。

「老け込んだ」のは見た目とかではなくて、「キモチ」といいますか、Webに対する「好奇心」です。日々新しい技術が登場するWeb業界で、新技術に対する好奇心が無くなってしまうのは致命傷です。

自分の部下が新しい技術を取り入れてサクッとページを作っているのを見ると、「へースゴイなー」なんて思ってしまう訳です。

はっきり言って「モノを創る者」としてはダメダメの感想です。

往年の私であれば、「チクショー俺はもっとスゴイ技術でクールなサイトを作ってやるゼ!」と対抗心を燃やして、新しい技術を貪欲に吸収することに余念がなかったものなのですが・・・

「へースゴイなー」で終わってしまっている・・・全く持って老け込んだものだと思う訳です。

ただ最近、若い連中の仕事っぷりを見ていてよく思うのが、「モノを作り上げる気概が足りない」というコトです。高い技術力があっても、何かを作り上げる力がスゴク弱いなと思います。

自分達が制作の第一線だった頃は、まだアナログ的な手法なんかもあって、デジタルとアナログの狭間で格闘していました。

アナログはデジタルのようにディスプレイ等の出力デバイスの中で誤魔化すことができません。ゲームなどのデバッグ(動作確認)なんかも徹夜で死ぬほどやりました。

でも最近の子は、あまりデバッグをやらない。と言うか、やり方が分からないように見えます。デジタルで提供されるものを信じきっているせいなのか、「そんなんで大丈夫?」というようなところをデバッグせずにサイトをUPしてしまう。。。

一言で言うならば「詰めが甘い」。

CSS3だとかjQueryやAjax、それらを包括したHTML5だとか、いろいろと新しい技術は登場していますが、最終的にモノを作り上げるには別の「スキル」が必要になります。その「スキル」の1つは「ディレクション能力」のことなのですが、コレばっかりは教えることは出来ないとつくづく思う今日この頃です。

最近、渋谷にジュンク堂ができて嬉々として出かけているのですが、「Webディレクター」になる為の本が出ているのを見つけました。Webに携わってきた人間も40を越える年齢になってきていて、「Webディレクター」のノウハウ的なものが本にまとめられるほど日本のWeb業界の構成員が成熟してきたということなのでしょう。

2、3その手の本をとって内容を見たのですが、やっぱりそれだけでは「モノを作り上げるキモチ」の強さは身に付かないと思いました。
(技術系の書籍なので当然ですが・・・)

結局、数多くのプロジェクトに参加してサイトを作っていかなくてはダメなんだと思います。
どんな職業でもそうですが、「経験」を積まなくてはなりません。

つまり「心を苛む(さいなむ)ような失敗」と「誇りに思える成功体験」をしないとダメです。

私のモノ創りのやり方は、自分が「経験」した仕事の中で培ってきたものなので、いくら説明しても身に付くはずがありません。各人が自分の「経験」の中から「スキル」を掘り起こす作業が必要です。その自分だけの「スキル」、つまり「仕事の流儀」を掘り起こす作業は、長く同じ業種に勤めていないと無理だと考えています。

この不景気で、なかなか1つの職場で長く仕事が出来ない社会環境になってきていると思います。さらに、欧米化した就職スタイルのせいで、職を転々とすることでキャリアをUPする傾向にあります。様々な活躍の場を見つけキャリアをUPすることは、能力のある人にとってはいいことだと私は思いますが、ただ、ギャランティーのみのキャリアUPだけでなく、自分自身の仕事の流儀というものをしっかりと見つめて職場に立ち向かって欲しいと思います。

長くじっくりとWebに向き合って自分の「仕事の流儀」を掘りこしたい方、一緒に仕事をしませんか?

現在、iPhone対応サイトや来年に向けて店舗サイトのリニューアルなど、仕事は山ほどあります。

駆け出しの地味で真面目なHTMLコーダーさんをお待ちしています。

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