面白くなければ意味がない?

入社8ヶ月と4日、西川口店のM本でございます。
昨日、長年連れ添ったiP〇dの修理のため渋谷のア〇プルストアに出掛け、その足で以前お世話になった渋谷店にご挨拶に伺いました。
ゴールデンウィークの渋谷は人人人のオンパレードで、西川口に慣れた私の体は酸欠状態に陥りそうでさえありましたが、久しぶりにお目にかかった先輩方の変わらず暖かい笑顔に、「この会社で良かった」との思いを新たに致しました。
 
近頃ブームとも呼べるほど人気再燃中の、ドラッカーさんのおっしゃる広義の【顧客】概念には、【スタッフ】も含まれるそうです。
スタッフは会社の内部分子に違いありませんが、【会社】に対するニーズを有する存在という意味においては、確かに顧客でもあるのでしょう。
「企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。」
のだとするならば、我々スタッフの【望み】も、シンデレラFCグループの目的と使命を定義する一要因であるはずです。
 
私達の望みとは何ですか?
1、お金
比較的短い期間に、比較的多めのお金を手にしたいがため、この業界に足を踏み入れられる方は多いのかと思います。
 
2、ステータス
「僕は大きくなったら風俗店の店長になりたい!」なんという夢を語る少年は、たぶん皆無でしょう。
一般的な世間様の道徳観念に基づけば、この業界でステータスを得るなどお笑い種でしょうが、例えば店長、あるいはマネージャーなどという肩書きを手に入れれば、極私的範囲においては一目置かれたりもするでしょう。
 
3、女性
ハーレム状態をご想像なさるとしたら、明らかな誤解です。
それでも、たくさんの魅力的な女性に囲まれるのは事実です。
女性という存在自体に強い興味や関心やシンパシーを感じ、この業界を目指される方もおいででしょうか。
 
4、苦しむ女性を救いたい。
小説や映画で描かれるような「親の借金のカタに売られる」などという境涯の女性は、現在ではまずお見受け致しません。
仮に自分以外の人間の借金などが原因であったとしても、ほとんどの場合はご自分の決断によって門をくぐられます。
中には「その程度の借金で」とか「その程度の理由で」と驚かされるパターンもございますが、やはり皆さんそれぞれに悩み苦しみをかかえておられます。
「趣味と実益を兼ねたいけないアルバイト」といったありがちな謳い文句のような理由で始める方は極めて少数派。好んでこの種のお仕事を目指される方はあまりいらっしゃいません。
「すべての女の子をここで卒業させてあげたいんだ。」とかつて私に語ってくださった某先輩のように、「どうせやらなきゃなんないのなら、恵まれた環境で一刻も早く目標達成できるようにお手伝いをしたい。」というような、ある種のホスピタリティに根ざした動機もございましょう。
 
5、社会に貢献したい。
風俗業で社会貢献する。
奇異に思われる方もございましょうが、考えようによっては充分に可能性のある話です。
超えなければならないハードルはあまりにも多く高いのですが、それだけに真にやりがいのある仕事だとも考えられます。
業界自体が社会制度に正しく組み込まれるべく努力を惜しまず、世間様がこの業界に身を置く人間を色眼鏡を介さずに評価し、「必要悪」ではなく「必要」なのだと積極的に認める。
某イケメン俳優も愛用者だとして随分評判になり、海外輸出も軌道に乗り、破竹の売り上げを叩き出し続けている、かの【TE〇GA】の購入者に女性の割合が増え続けている事実や、キャバクラの女性従業員による労働組合が活発な活動を展開する昨今のニュースを見るにつけ、決して夢物語ではないと考えるのは飛躍に過ぎるでしょうか?
 
他にも考えられる【望み】はいくつもあるでしょう。
個々人のごく私的な動機や要望を逐一掬い上げるのは難しいにしても、【顧客】のニーズをおおまかにでも捉え、実現に向けた軌道を見出す事は、必須の作業だと思われます。
 
当社のサービスに対価を支払ってくださる狭義での顧客、すなわち【お客様】
当社に仮に短期間ではあるにしろ人生をかけてくださった【女性の皆様】
当社が風俗産業の規範となるべき活動を展開するよう、期待をもって見守ってくださる【世間様】
巨大産業でありながら、いまだ公けに形成することが出来ない【市場】
そして彼らからの期待を背負い、日々業務に邁進する【我々スタッフ】
これら五者の満足を満たしてこそ、真のリーディングカンパニーとなり得るのでしょう。
 
目先の売り上げや、わずかばかりの収入の増減に一喜一憂することも勿論必要ではありましょう。
しかしながらそれは、私には「面白い」と感じられないのです。
容易に手に入れたものには所詮それだけの価値しかない、のです。
困難であればこそ、深い歓びを得られるのでしょう。
このコラムをすすんでお読みくださる皆様は、現在のご職業になんらかの問題を抱えておられるのかとご推察いたします。
その問題は、アナタの頑張りによってやがて解決できる見込みのあるものですか?
私達の職場にも小さな問題は山積しています。
けれどそれらは、固定化され出口の見つからない問題では決してありません。
 
「人生は 命ある間の 暇つぶし」とか申します。
面白くもない暇つぶしなんて、我慢できないとお思いになりませんか?

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