大手風俗グループ人事部スタッフによる「風営法」講座

風営法  ニュースや警察24時といった特番を観ていると耳にする「風営法」という言葉。  なんとなく「風俗店を取り締まる法律なんだろうな」てイメージを持つ方が多いのですが、実はエッチなお店だけを対象とした法律ではなく、もっとさまざまな事に関連性があり、たとえば「アイドルの握手会」にも風営法が関係するかもしれないです。  そんな「風営法」についてわかりやすくみていきます。

そもそも、風営法って簡単に言うとなに?

風営法とは何  風営法について詳しく知っているひと、皆さんの周りにいますか?  弁護士や行政書士のご友人がいらっしゃる場合を除いて、答えは「NO」だとおもいます。  と言うのも、風営法を知る必要性があるひとはひじょうに限られているからです。  学校では教わりませんし、車の免許をとりに教習所に行って道交法について学ぶ機会はあっても風営法のテストはありませんし、就職しても新入社員研修のテーマにあがる事はシンデレラFCグループを除いてありえませんし、飲み会の後の付き合いで風俗店に遊びに行っても店員から風営法の解説がある事もありません。  なので、きっと皆さんは風営法の正式名が「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」て名前である事も、「風適法」や「風俗営業法」と略される場合がある事もご存じではないとおもいます。  実際、私もシンデレラFCグループに入社するまでは「風俗を取り締まるものなんでしょ?」程度の認識でした。  マンションで無届でエッチなお店をやっていたり、マッサージ屋なのに手コキや本番したり、外国人や18歳未満を働かせていたり、こういった違法な風俗店を規制する為だけの法律だと。  でも、実は違うんです。  風営法が対象としているのはデリヘルなどの風俗店だけではなく、

・キャバクラ
・ホストクラブ
・雀荘
・飲食店(酒類をメインとした深夜営業)
・パチンコ
・ゲームセンター
・ストリップ
・ラブホテル
・ソープ
・アダルトショップ
・風俗店

――等々、実に幅広いんです。  で、これらの商売の共通点は 「青少年の健全育成に悪い影響を与えるかもしれない商売」です。  つまり、風営法は 「青少年や市民のおだやかな生活を乱す可能性がある業種を制限し管理する法律」なんです。 【豆知識】 ※風営法の全文は、総務省行政管理局が提供しているサービス「電子政府の総合窓口」で読む事が出来ます。ただし、ものすごい長文かつ難解な法律用語ばかりです。 ※フーゾク店はその名前からして「風俗営業」と誤解されがちですが、正しくは「性風俗関連特殊営業」です。このあたりの事柄についてはWikipediaの説明がわかりやすいです。

風営法改正の歴史

風営法歴史  そんな風営法ですが、実は幾度となく改正を繰り返しており、規定も、許可対象も、営業所要件も、時代の変化にあわせて形を変えてきました。  その変化の中でも特に大きな改正をご紹介します。 1948年(昭和23年) 風適法の前身となる「風俗営業取締法」が制定されました。 1959年(昭和34年) 「風俗営業等取締法」に名前が変わり、深夜の飲食店営業等が新たに規制の対象に加えられました。 1966年(昭和41年) 「ソープランド」(旧・トルコ風呂)が同法の対象に加えられました。 1984年(昭和59年) 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に名前が変わり、のぞき部屋、ファッションマッサージ、ポルノ・ショップ、ラブホテル、ストリップ劇場等が規制対象に加えられました。 1998年(平成10年) 大幅な改正があり、出張マッサージなどの無店舗型の営業が届出対象に加えられ、デリバリーヘルスが誕生しました。 2005年(平成17年) 罰則が強化され、客引きなどの行為が禁止され、派遣型ファッションヘルスの受付所は届出が必要となり、営業禁止区域に定められた地域での営業は摘発対象とされました。 2015年(平成27年) ホテヘルや箱ヘルなどの営業開始可能な時刻がそれまでは日の出営業とぼんやりした表現でしたが明確に午前6時と定められました。 【豆知識】 ※1948年制定の風俗営業取締法で風俗営業と定める業種は下記の様に定められ、いわゆる性的なフーゾク店を指すものではありませんでした。

  • 第一条 この法律で、風俗営業とは、左の各号の一に該当する営業をいう。
  • 一 待合、料理店、カフエーその他客席で客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業
  • 二 キヤバレー、ダンスホールその他設備を設けて客にダンスをさせる営業
  • 三 玉突場、まあじやん屋その他設備を設けて客に射幸心をそそる虞のある遊技をさせる営業

※ファッションマッサージというジャンルは今となってはほとんど見かける事もないですが、「ファッションヘルス」のサービスに加えて「マッサージ」のサービスも提供する、現代で言うところのメンズエステの様なものです。 ※午前0時から朝6時までは営業禁止とされていますが、各都道府県の条例でこの時間帯を変更する事が出来ます。具体例として「三重県のパチンコ店は大晦日に限ってはオールナイトでの営業」が認められています。

最近起きた風俗店の事件・ニュース

風営法事件ニュース

2018年4月20日 深夜に少女2人を働かせる 居酒屋チェーン店の経営者を逮捕 労基法違反容疑「人手不足で」/久喜署
 18歳未満の少女を深夜に居酒屋で働かせていたとして、久喜署は19日、風営法違反(年少者使用)と労働基準法違反(年少者深夜業)の疑いで、さいたま市岩槻区裏慈恩寺、自営業の男(46)を逮捕した。  逮捕容疑は昨年12月~今年2月、自身が経営する久喜市久喜中央1丁目の居酒屋チェーン店で、18歳未満の少女2人を深夜時間帯(午後10時~翌日早朝)に働かせた疑い。  同署によると、少女2人はアルバイトで雇われ、料理などを運ぶホールスタッフとして働いていた。男に言われて、深夜も業務に従事していたという。
 ※出典:埼玉新聞

2018年4月2日 性風俗店、禁止地域で営業 容疑の女経営者ら逮捕 口コミを中心に集客「マッサージしただけ」/県警  県警生活安全総務課と東松山署は2日までに、風営法違反(禁止地域営業)の疑いなどで、韓国籍の坂戸市日の出町、風俗店経営の女(52)らを逮捕、さいたま地検熊谷支部に送検した。  逮捕容疑は3月2日、風俗営業が禁止されている東松山市箭弓町のテナントビル内で性風俗店「こころ」を営業、同市の男性会社員(35)に性的サービスをさせるなどした疑い。  ※出典:埼玉新聞 2018年02月18日 無届けヘルス営業疑いで経営者逮捕  県警生活環境課と各務原署などは17日、違法に個室ファッションヘルスを営業したとして、風営法違反(無届け・禁止地域営業)の疑いで、いずれも関市倉知のマンションにあるマッサージ店「アンベリール」経営者で岐阜市大洞桜台、加藤美奈子容疑者(47)と、「LANI(ラニ)」経営者で関市東新町、塚原美香容疑者(33)を逮捕した。  2人の逮捕容疑は、県公安委員会に届け出をせず、昨年12月~今年1月の間に、営業が禁止されている関市で個室ファッションヘルスを営み、客に性的サービスをした疑い。  ※出典:岐阜新聞 2017年10月18日 営業が許可されていない地域で風俗店 経営者ら3人を再逮捕 神奈川県警、風営法違反容疑で  営業が許可されていない地域で風俗店を営んだとして9月に会社役員の男ら男女8人が逮捕された事件で、神奈川県警生活保安課などは風営法違反(禁止地域営業)容疑で、千葉県佐倉市小竹の会社役員、範旭東容疑者(32)と中国籍の個室マッサージ店従業員、張成浩容疑者(23)ら男3人=同容疑で逮捕=を再逮捕した。範容疑者は「納得いかず、認められない」と容疑を否認しているが、ほか2人は認めている。  再逮捕容疑は、同月22日午後3時25分ごろから約55分間、大和市林間のマンション一室で「Princess」と称した風俗店を営み、中国籍の女(31)=川崎市高津区=らと共謀し、男性客に性的なサービスを提供したとしている。  同課によると、範容疑者は同店に加え東京、千葉、埼玉、茨城の各都県で約30店舗の風俗店を経営していたという。  ※出典:産経ニュース 2017年7月21日 JKビジネス店装い「裏オプション」 風営法違反容疑で2人逮捕  警視庁保安課は21日までに、風営法違反(禁止区域営業)の疑いで、東京・秋葉原の個室マッサージ店「ときめきリフレきらめき」経営渡辺裕也容疑者(38)=東京都世田谷区若林=ら2人を逮捕した。  保安課によると、同店は女子高生の制服姿で添い寝などをするJKビジネス店を装い、従業員に「裏オプション」と称した性的サービスをさせていた。18~23歳の女性約20人が在籍しており、2014年10月以降、約1億2千万円を売り上げたとみられる。 ※出典:サンスポ.com

風俗店を経営する上での注意点

風営法注意点 では、実際に風俗店を経営する上での注意点とは何でしょうか?

[1]風俗店を立ち上げる際の風営法注意点

新たに風俗店を起業する際はさまざまな点で法律に違反しないよう注意が必要です。 ・代表者は、風営法で定める人的欠格事由に該当してしまっていませんか? ・事務所や待機所は営業禁止区域ではないですか? ・不動産のオーナーから使用承諾書をもらえますか? ・公安委員会へ開業の届出をする際に必要な書類は把握していますか? ――などなど、営業を始めるにあたっては「絶対に守らないといけないルール」が数多くあります。 風俗店の開業にあたっては、行政書士の先生にお願いするのがいちばん簡単ですが、オーナーならば風営法くらいはしっかり理解し、届出手続きも勉強を兼ねてご自身でおこなうことをおすすめします。

[2]女の子を採用する際の風営法注意点

風俗店を経営していく上では「女性」を採用しなくてはなりませんが、採用する際には気を付けなければいけない点が数多くあります。 ・何歳以上の女性を採用してよいか理解していますか? ・年齢の条件を満たす場合でも高校在学中の女の子を採用してよいかご存じですか? ・街中で可愛い女の子をスカウトするのは法律に触れるかご存じですか? ・年齢確認はどういった書類や身分証明書ですればよいかご存じですか? ・姉や母親の身分証を使用し入店しようとする女性の見極め方法をご存じですか? ・女性が日本人である事を確認する書類はなにが適当かご存じですか? ・風俗で働ける外国籍の女性はどういった条件を満たす場合かご存じですか? ・雇用でない場合でも必ず備えなくてはならない名簿をご存じですか? ――などなど、ただひとりの女性を採用するのも簡単な事ではないです。   

[3]接客する際の風営法注意点

お店にご興味を頂いたお客様の対応をする際も気をつけるべき点があります。 ・新規OPENを大々的に宣伝しようと近所にポスティングし、駅前でティッシュ配りをし、事務所に大きな看板を出して、といった宣伝行為のいづれが違法かおわかりになりますか? ・ある条件を満たさないお客様についてはご利用をお断りしないと風営法で罰せられてしまう事をご存じですか? ・女の子が接客する際の禁止事項をご存じでしょうか? ――ざっと、注意点を挙げましたが、あくまでこれらは「一部」に過ぎません。 風営法は甘くはありませんが、かといって風俗店の営業が禁止されているわけではありませんので、ぜひこれを機に風営法について「詳しく」学んでみてはいかがでしょうか? 【豆知識】 ※デリヘル等の風俗店を始めようと警察で手続きをする際に「許可の申請」と表現する方もいますが、正しくは「営業開始の届出」です。風俗に関しては許すという文字が入った「許可」はなく、あくまで「届出」ているという位置づけです。

アイドルの握手会は風営法に該当する?

握手会  風営法で定められている接待行為は、ざっくりくだけた表現で言うとこのような感じです。 「ものすごく楽しく、快楽的な雰囲気のなかで、お話をしたり、踊ったり、歌ったり、ゲームしたり、スキンシップすること」 この基準で最近のアイドル、特にAKBや乃木坂や欅坂などのメジャーなアイドルではなく、いわゆる地下アイドルの過激な握手会でおこなっていることを調べてみると「風営法にひっかかるかも?」というものがいくつかあります。 現時点ではまだ「グレー」ですが、アイドルの女の子達が中学生や高校生の場合もある事を踏まえると、今後の風営法の改正しだいではこういった握手会も規制の対象になるかもしれません。 【豆知識】 ※実際におこなわれているアイドルの過激な握手会(?)としては、「抱き合いながらのツーショット撮影会」「”手ブラ”写真撮影会」「・1時間のデート券」「頬にキス2ショットチェキ撮影会」「乳挟みハグ会」などがあります。

ここまで風営法について色々なお話をしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?

もちろんシンデレラFCグループは、風営法はもちろんの事、各種法令を順守しております。安心と安定の大手法人グループでのお仕事にご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記の関連リンクからより詳しいお仕事内容のご案内をご覧ください。

誠実にルールを守る真面目な方からのご応募を心よりお待ちしております。

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