
「風俗業界で働いてみたいけど、求人情報ってどこまで本当なの?」そんな疑問や不安を抱える方々に向けて、今回は業界の最前線で働く男性スタッフ6名と、女性内勤スタッフ1名による、リアルなぶっちゃけ座談会を開催しました。
テーマは「風俗求人の嘘」。
給料、休日、待遇…求人情報と現実のギャップについて、経験者たちが本音で語り尽くします。この記事を読めば、業界のリアルな実情と、後悔しない求人の見極め方がわかるはずです。
座談会参加者ご紹介
山崎さん(35歳)
元キャバクラボーイとして3年間働いた後、デリヘル運営スタッフとして5年、ソープランド管理職として3年の経験を積み、現在は店舗型風俗店の店長を務める。ロジカルで穏やかな性格で、数字に強く売上管理が得意。女の子からの信頼が厚く、現場を冷静にまとめるリーダータイプ。
佐藤さん(29歳)
ホストとして2年、セクキャバスタッフとして2年働いた後、現在はデリヘルの送迎兼内勤スタッフとして3年目。ムードメーカーで人懐っこい性格だが、仕事はしっかりこなす。SNS集客に強く、若い感性を活かした集客施策が得意。
神田さん(32歳)
一般企業で営業事務として4年勤務した後、キャバクラに3年在籍。その後、ソープランドの受付スタッフとして5年のキャリアを持つ。物腰柔らかく、女の子のメンタルケアを担当。お客様からの信頼も厚く、女性スタッフならではの視点で現場を支える存在。
田中さん(41歳)
清掃会社で6年勤務した後、デリヘルドライバーとして5年、店舗型ヘルス受付として7年の経験を積み、現在は複数店舗のマネジメントとスタッフ教育を担当。仕事に誇りを持ち、人とモノのマネジメントのプロ。職人気質で無口なタイプだが、話すと深い洞察が得られる。
大村さん(38歳)
一般企業で営業として7年働いた後、キャバクラスタッフとして3年、その後デリヘル店を自分で運営して4年目。真面目で穏やかな性格で、一般企業での経験を活かした丁寧な接客マナーが持ち味。新人教育が得意で、後進の育成にも力を入れている。
村井さん(33歳)
Webデザイン会社で5年働いた後、セクキャバの裏方スタッフとして2年、現在はソープランドの広告担当として4年目。広告制作、ページ改善、写真撮影のプロフェッショナル。おしゃれな感性と柔軟な考え方で、場を和ませる存在。
黒川さん(45歳)
デリヘル創成期から運営に携わり10年、ソープランド支配人として7年、キャバクラ幹部として3年の経験を持つ、業界歴20年以上のベテラン。現在は風俗店の顧問的ポジションで活躍。業界の歴史に詳しく、昔と今の違いを語れる貴重な存在。厳しいが面倒見が良い。
求人情報の「嘘」と「本当」体験談

佐藤さん:テーマが「求人の嘘」ってことで、もう言いたいことありすぎて(笑)。俺からいっちゃっていいスか?
黒川さん:溜まってるねぇw
佐藤さん:はい!俺、最初にデリの送迎で入ったとき、「月給35万以上!週休2日!」って書いてあったんスよ。でも実際は、休みなんて月3回あれば良い方。給料も、なんかよくわかんない天引きが多くて、手取り18万くらいだったかな。「話が違うじゃないっすか!」って言ったら、「いや、売上次第で35万以上になる『可能性』はあるってことだから」って言われて。マジ詐欺だろって思いましたね(笑)。
大村さん:あはは、それは典型的なパターンだね。僕もサラリーマンから転職したとき、似たような経験をしたよ。「社会保険完備」って書いてあったのに、いざ入社したら「店長クラスにならないと入れない」って言われて。こんなの一般企業じゃ考えられないよね。
山崎さん:大村さんの言う通りですね。僕も最初の頃はそういう経験をしました。「社保完備」は本当に要注意ワードです。実際は、個人事業主扱いで業務委託契約を結ばされることもあるし。国民健康保険と国民年金を全額自己負担することになる。求人には良いことしか書かない、とか言われますけど、実在しないものでも書いてくるから厄介ですよね。
神田さん:女性の私から見ても、それは本当に酷い話だと思います。女の子たちも、お店選びで同じような嘘にたくさん騙されてきていますから。私の友達が働いていたお店は、「寮費無料」て求人情報に書いてあったのに、実際は光熱費や管理費の名目で月5万くらい取られていました。「無料じゃないじゃん!」ってなりますよね。
田中さん:……寮の話で言うと、そもそも「寮」と呼べるようなものじゃない場合もあるな。俺が昔いた店は、店の事務所の隅に布団が敷いてあるだけで「寮完備」と言い張っていた。プライバシーも何もない。そこで寝泊まりしながら働くなんて、まともな精神状態じゃいられない。
村井さん:うわ、それはヤバいですね…。僕の場合はクリエイティブ担当なんで、給料とか待遇面での嘘はあんまり経験ないんですけど、業務内容のギャップはありましたね。「Webサイトの更新やデザインがメイン」って言われて入ったのに、実際は女の子の写真撮影から画像の加工、SNSの投稿がメインで、Webサイトの更新とかデザインなんて1割もなかったです(笑)。まあ、結果的に色々スキル身についたんで、今となっては感謝してますけど。
黒川さん:まあ、昔はほんと酷かったけどな。給料日になったら店長が飛んでるなんてザラだったし、「求人」というより「人集め」だな。情報なんて何もない。それに比べりゃ今はまだマシだがだが、本質は変わってない店がかなり多い。特に金と休みの話は、今も昔もトラブルだらけ。
佐藤さん:黒川さんの言う通りですね。俺の友達、キャバのボーイやってたんですけど、「歩合で月収100万可能!」って求人見て入ったら、担当のキャストが売上を上げないと、基本給すらまともにもらえないシステムだったらしいです。しかも、そのキャストの欠勤ペナルティまで担当ボーイが被るっていう…。罰金っが法律違反なんて俺でも知ってるのに…無茶苦茶なところが水商売でもフーゾクでもまだまだあるっすよ。
山崎さん:あぁ、それねw キャバクラやホストクラブの「担当制」は、良くも悪くもキャストやホストとの運命共同体になりますから。求人情報に書いてある「最高月収」みたいな数字は、本当にごく一部のトッププレイヤーの数字。99%の人はそこまで到達できないどころか、そのお店で到達したひとが過去さかのぼっても誰もいないなんて話もザラ。夢を見せるのも仕事のうち、と言われればそれまでですが、そんな不誠実な会社で働くことはオススメできないですね。
嘘求人は見分けられる?
大村さん:さて、じゃあどうすればそういう嘘の求人を見抜けるのか。これから業界に入ろうとしている人たちが一番知りたいのは、そこですよね。
神田さん:そうですね。私の経験から言うと、面接の時に「質問はありますか?」と聞かれたら、遠慮せずに突っ込んだ質問をすることが大事だと思います。「社会保険は、入社後いつから加入できますか?」「給与の締め日と支払日はいつですか?」「給与から天引きされる項目があれば、具体的に教えてください」とか。そこで言葉を濁したり、曖昧な答えしか返ってこないようなら、そのお店は怪しいと思った方がいいですね。
山崎さん:神田さんの意見に完全に賛成です。特に給与体系については、固定給なのか、歩合給なのか、その割合はどうなっているのか、インセンティブが発生する条件は何か、など、具体的かつ詳細に確認すべきです。可能であれば、給与明細のサンプルを見せてもらうのが一番確実ですね。まともな店舗であれば、隠すことなく見せてくれるはずです。
佐藤さん:俺は、面接官だけじゃなくて、実際に働いているスタッフにきくのがおすすめです。今どきキャバでも風俗でもスタッフがX(Twitter)やってるじゃないすか?DMで「実際、休みって取れてます?」「残業代ってちゃんと出ます?」みたいに、フランクに聞いてみると教えてくれます。
田中さん:職場の環境も見ておいた方がいい。事務所が整理整頓されているか、清掃は行き届いているか。そういう基本的なことができていない店は、スタッフの管理も杜撰なことが多い。女の子の待機室が汚い店は論外だ。女の子を大切にできない店が、スタッフを大切にするわけがない。
村井さん:Web担当の僕からすると、公式サイトや求人サイトの作り込みもチェックポイントですね。デザインが古すぎたり、誤字脱字が多かったり、何年も情報が更新されていなかったりするサイトは、運営体制がしっかりしていない可能性があります。逆に、ブログやSNSを頻繁に更新していて、お店の日常やスタッフの顔が見えるような情報を発信しているところは、他よりも信頼できる傾向にありますね。
これから夜職求人を探すひとへのアドバイス
黒川さん:まあ、結局のところ、この業界はまだまだグレーな部分が多い。一般の求人でも嘘は多いけど、風俗とかキャバはさらに多い。古い体質が残っている店も少なくないからこそ、自分の身は自分で守るという意識が不可欠。
大村さん:そうですね。でも、だからこそチャンスがあるとも言える。学歴や経歴に関係なく、実力次第で高収入を目指せるし、若くして経営者になることも夢じゃない。僕自身、サラリーマン時代より遥かに稼げるようになったし、何より仕事が面白い。毎日が文化祭の前日みたいな、そんなワクワク感がありますよ。面接で嘘がないか質問をどんどんして、良い会社を見つけましょう。
神田さん:わかります、その感じ!大変なことも多いですけど、女の子たちから「神田さんがいてくれて良かった」って言われたり、お客様から「また君のいる店に来るよ」って言われたりすると、本当にやりがいを感じます。一般企業では得られない、人との深い繋がりがこの仕事にはあると思います。
田中さん:俺は、この仕事に誇りを持っている。世間からは色眼鏡で見られることもあるが、俺たちがいることで救われているひとがいるのも確か。女の子たちが安心して働ける環境を整え、お客様に最高のサービスを提供する。そういうプロの仕事を目指しているかを面接で見極めるのが良いと思う。
佐藤さん:そうっすね、この業界は色んな人がいて、色んなドラマがあって。刺激的で飽きない。もちろん、求人情報の嘘にはムカついたけど(笑)、良い店、良い仲間に出会えれば、マジで最高の仕事だと思います!
山崎さん:まとめると、風俗業界の求人には、確かに誇張や嘘が含まれていることがある。しかし、事前にしっかりと情報収集し、面接で的確な質問をぶつけ、自分の目と耳で職場環境を確かめることで、そのリスクは大幅に減らすことができる。そして、もし優良な店舗に巡り会えたなら、この業界は他のどんな仕事にも代えがたい、大きなやりがいと報酬を得られる可能性がある、ということですね?
全員:はい!!
(編集後記)
座談会の中で印象的だったのは、皆さんが「嘘」や「誇張」に対して怒りを感じながらも、それを乗り越えて今の立場を築いてきたという事実です。業界に対する愛情と誇り、そして後進に対する思いやりが、言葉の端々から伝わってきました。
特に、大村さんが語った「学歴や経歴に関係なく、実力次第で高収入を目指せる」という言葉や、田中さんの「この仕事に誇りを持っている」という言葉には、この業界で働くことの本質が凝縮されていたように思います。
風俗業界は、確かにグレーな部分や不透明な部分が残る業界です。しかし、その中でも誠実に、プロフェッショナルとして働いている人たちがたくさんいることも事実です。この記事が、これから業界に飛び込もうとしている方々にとって、少しでも不安を軽減し、正しい判断材料となれば幸いです。
最後に、お忙しい中、貴重なお時間を割いて座談会にご参加いただいた7名の皆さんに、心より感謝申し上げます。
あなたの背中を押すお手伝いが出来れば幸いです。

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