風俗店の運営スタッフと聞くと、 「とにかく忙しそう」「何をしてる仕事なの？」 「未経験でもできるの？」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
この座談会では、実際に風俗店で働く現役スタッフ7名が、「1日の仕事の流れ」を本音で語り合った座談会の内容をもとに、風俗スタッフのリアルな働き方を詳しく紹介します。
店舗型・デリヘル・送迎・女性スタッフ・広告担当まで、さまざまなポジションの視点が入っているので、風俗業界の仕事内容が正確かつ立体的に理解できる内容になっています。
応募を検討している方にも、“夜の仕事の裏側”に興味がある方にも、新しい気づきがあるかとおもいますのでぜひご覧ください。
座談会 参加メンバー紹介
※シンデレラFCグループ以外の方にもご協力をいただいている為、8名の名前は仮名にしています。
山崎さん 35歳｜店長・冷静沈着タイプ
- 元キャバクラボーイ（3年）
- デリヘル運営スタッフ（5年）
- ソープランド管理職（3年）
- 現在はホテヘル店の店長
佐藤さん29歳｜ノリのいい中堅スタッフ
- ホスト（2年）
- セクキャバスタッフ（2年）
- デリヘル送迎 兼 内勤スタッフ（3年）
神田さん 32歳｜女性スタッフ・お姉さんタイプ
- 一般企業（営業事務・4年）
- キャバクラ在籍（3年）
- ソープランド受付スタッフ（5年）
田中さん 41歳｜ベテラン・裏方のプロ
- 清掃会社勤務（6年）
- デリヘルドライバー（5年）
- 店舗型ヘルス受付（7年）
- 現在は複数店舗の管理・教育担当
大村さん 38歳｜元サラリーマンの転職組
- 一般企業 営業（6年）
- キャバクラスタッフ（2年）
- デリヘルスタッフ（5年）
- デリヘル運営（3年）
村井さん 33歳｜クリエイティブ担当タイプ
- Webデザイン会社（5年）
- セクキャバの裏方スタッフ（2年）
- ソープランドの広告担当（4年）
黒川さん 45歳｜業界歴20年以上の大御所
- デリヘル創成期の運営（10年）
- ソープランド支配人（7年）
- キャバクラ幹部（3年）
- 現在は顧問的ポジション
座談会本編「風俗スタッフの“リアルな1日”を語る」
●山崎
「じゃあ今日は、みんなの“1日のルーティン”をテーマに話していこうと思います。
同じ風俗店スタッフでも、役割によって全然違うと思うんで。」
●佐藤
「ほんと違いますよね。オペレーターと店長と送迎で生活リズム全然違うし。
まず誰からいきます？山崎さんからお願いできますか？」
●山崎
「僕からでいいなら。
店長といってもやってることは結構地味ですよ。
朝は10時に出勤して、まず前日の売上チェック、問い合わせ件数、反省点まとめて。
女の子の出勤調整、シフトの最終確認。
昼までに広告媒体のチェックと写真の差し替えの指示出し。
午後は問い合わせ対応しながら、スタッフの指導や面談、
夜になると予約ピークに合わせて現場フォローって感じですね。」
●佐藤
「店長はデスクワークと調整ごと多いっすよね。
俺は中番（シフト）のオペレーターなんで、午後からがメインですね。
昼の1時に来て、まず女の子の出勤連絡確認、急な欠勤で走り回る日もあるし。
で、2時くらいから電話・チャット問い合わせが増えてきて、そこから夜のピークまではもうずっと『しゃべり続ける』感じで時間がすぎるの早いです。」
●神田
「私は基本は日勤（早番シフト）。
開店前の清掃、備品の補充、女の子の体調チェック、衣装の準備……
午前中が一番バタバタしますね。
あと、女の子の悩み相談を軽いものから重いものまで受けることも多いです。
“今日メイクうまくいかないんですけどどうしたらいいですか？”とか。」
●佐藤
「それ、めっちゃ分かる（笑）
神田さんがいる日って現場がふわっと明るくなりますよね。」
●神田
「いやいや（笑）
でも女性スタッフがいることで女の子が話しやすくなるのはあると思います。」
●田中
「俺は、朝の清掃からスタート。
設備の点検して、壊れたところないか見て、 備品の補充。
夜は送迎手伝ったり、バックヤードの整備もする。
派手な仕事じゃないけど、ズレると地味に全体に響く。」
●黒川
「田中さんの仕事がズレたら、女の子の不満たまって、売上にもほんと響く。
裏方がきっちりしてる店はマジで強い。」
●村井
「僕はクリエイティブ寄りなので、出勤してすぐアクセス解析から入りますね。
写真の反応率、女の子のページ閲覧時間、CVデータ見て、“どの子のプロフィール写真を差し替えるべきか”とか洗い出す。
午後からは撮影、レタッチ、バナー作成、広告回し。
夜は繁忙時間の数値をリアルタイムで見て、 どのページをプッシュするか店長と相談したり。」
●大村
「僕は中間管理というか、新人教育が多いかな。
午前は新人スタッフの研修。
午後はシフト管理、女の子の出勤フォロー、お客様対応。
夜は問題が起きやすいので現場を見に行くことが多いですね。」
話題が深まる：出勤直後の“最初の30分”で何をする？
●山崎
「みんな、出勤して最初の30分って何してる？」
●佐藤
「僕はLINE・電話・チャットの“未読爆弾”チェックです（笑）
10〜20件たまってる日もあるんで。」
●神田
「私は女の子のメイクチェックから入ることもありますね。
“今日ちょっと疲れてる？”って顔で来たら、
先におしゃべりして落ち着かせるとか。」
●黒川
「そこなんだよな。
女の子が良いコンディションで接客すると、客の満足度が全然違う。」
話題：ピーク時間帯の“戦場感”
●佐藤
「夜8時〜深夜1時は、オペレーター的には完全に“戦場”です。」
●大村
「その裏で、女の子の体調や時間管理も同時進行してるからね。
“この子はあと何分で終わる”
“次の送りはどのルートが最短か”
全部考えながら回す。」
●田中
「送迎は深夜が一番大変。
道路は空いてるけど、
“どこが一番安全に車を停められるか”
“周辺住民に迷惑かからないか”
常に気にしてる。」
●黒川
「店の評価は、送迎で決まることも多いからな。
怖い運転されると女の子は二度と来なくなるし、到着が遅れればお客さんも不満に感じるし、たまにデリヘルの到着は遅れるのが当然みたいに思っているスタッフいるけど本気で終わってる。送迎をなめたら店つぶれるよ。」
話題：閉店後の仕事
●山崎
「みんな、閉店後はどう？」
●佐藤
「僕は締め作業ですね。
売上と予約の照合、精算ミスがないかチェック。」
●神田
「私は備品チェック。
タオル足りない日なんて地獄ですから（笑）」
●田中
「設備の片付けと消毒。
女の子が触るところは全部チェック。」
●村井
「夜に広告の数字を見るのは重要ですね。
“今日の売れ筋の子は誰か”
“何時台が強かったか”
次の日の広告に反映させます。」
●黒川
「閉店後が一番“店の実力”が出る時間だ。
片付けが早い店ほど、だいたい売上も伸びる。」
話題：休憩はどう取ってる？
●佐藤
「 手があく時間は大体毎日あるので、そういうタイミングで60分とっています。 」
●神田
「女の子のメンタルしだいで休憩はとれない時もたまにあるけど、基本は1時間はとっていますよ。」
●田中
「むかしは休憩時間とれなかったけど、いまはそんな時代じゃないよね。昭和じゃないんだから。いい仕事するためにも休憩は重要。」
最後：業界で長く働くコツ
●山崎
「じゃあ最後に、業界で長く働くコツをひと言ずつ。」
●佐藤
「 “小さな事をサボらない”。結局これが差になる。 」
●神田
「“女の子の変化に気づく”。これができると信頼されます。」
●田中
「“ルーティンを崩さない”。裏方は特に。」
●大村
「“一般企業レベルのビジネスマナー”。結局はこれが効く。」
●村井
「“数字を見るクセを作る”。感覚だけだと限界が来る。」
●黒川
「“夜の世界を侮らないこと”。
甘い気持ちでやると確実に潰れる。」
まとめ｜風俗スタッフの1日は“チームワーク”と“段取り”がすべて
風俗店スタッフの仕事は、 「楽そう」「単純そう」というイメージが先行しがちですが、 緻密な段取りとチームワークで成り立つ専門職なのではないでしょうか。
座談会を通して、現場の空気感やスタッフの役割を少しでもお感じいただければ幸いです。
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