
「風俗の求人って『月収50万可能』とか書いてあるけど、本当なの?」 「怖い人が出てくるんじゃないの?」 「一生続けられる仕事なの?」
そんな疑問や不安を持つあなたへ。 今回は、現在進行系で風俗業界の最前線で働く7人のスタッフにお集まりいただき、座談会を開催しました。
集まったのは、店長、エリアマネージャー、裏方、女性内勤、そして業界20年のベテランまで。求人広告には絶対に載らない、給与明細の中身から失敗談まで、本音のぶっちゃけトークをお届けします。
座談会参加メンバー(プロフィール)
- 山崎さん(35歳): 店舗型店長。元キャバ・デリヘルを経て現職。年収1,130万。冷静なまとめ役。
- 佐藤さん(29歳): 内勤スタッフ。元ホスト。ムードメーカーでSNSが得意。年収680万。
- 神田さん(32歳): 女性内勤(受付)。元一般職OL。女の子のメンタルケア担当。年収780万。
- 田中さん(41歳): 統括・教育担当。元清掃業。裏方のプロフェッショナル。年収950万。
- 大村さん(38歳):デリヘル運営。元一般企業営業マン。年収1,800万。
- 村井さん(33歳): 広報・Web担当。元Webデザイナー。クリエイティブ担当。年収810万。
- 黒川さん(45歳): 顧問。業界歴20年以上の生き字引。年収890万。
ぶっちゃけいくら稼いでる?「夜職の給料」のリアル

山崎: じゃあ、早速始めましょうか。今日は「これから風俗業界に入ろうとしてる人」に向けて、綺麗な建前じゃなくて「マジな話」をする会ってことで。匿名で写真も顔を隠すので「ぶっちゃけ」てください。
まずは一番気になるお金の話からいきましょう。僕から行きますね。今は店舗型の店長で、年収は昨年度実績で1,130万円です。月給ベースだと手取りで60〜70万くらい、そこにボーナスと歩合が乗る感じですね。
佐藤: いやー、山崎さん1,000万プレイヤーかぁ。俺はまだそこまでは……。今はデリヘルの内勤と送迎の管理やってて、年収680万円です。月50万弱ってとこっすね。でも、元ホストの時より生活は安定してますよ。毎月固定で入ってくる安心感がヤバい。
黒川: 佐藤さん、29歳で680万なら一般企業よりは全然いいでしょう。俺らの時代なんて、最初は日払い1万円からスタートだったからね。今は待遇良くなったよ。俺は今、顧問っていう立ち位置で、現場にはあまり出ずに経営のアドバイスとかトラブル処理メインで890万円。まあ、昔ほどガツガツ稼ぐフェーズじゃないから、こんなもんかな。
大村: 僕はちょっと特殊かもしれないんですが、昨年の年収は1,800万円でした。
全員: えっ!?(ざわつく)
佐藤: 1,800万!? 大村さん、何やってるんすか!? 怪しいことしてないっすよね?(笑)
大村: してませんよ(笑)。自分で店をやっているんで。
神田(女性内勤): すごーい! 夢ありますね。私は女性スタッフとして受付と女の子のケアメインですけど、年収780万円です。一般職のOLやってた頃は手取り18万とかでヒーヒー言ってたのに、今は貯金もできてます。女性スタッフってだけで重宝されるし、女の子たちも心を開いてくれやすいから、意外と稼げるポジションなんですよ。
田中(ベテラン): 俺は950万円だな。複数の店舗を横断して見てるから、その管理手当がついている。派手な売上を作るわけじゃないが、店を回すための「足回り」を固めているる。飲食とか小売りでエリアマネージャーとかSVだと500~600万位だろうから、この業界ならではの額だと思う。
村井(Web担当): 僕はクリエイティブ寄りなんで、またちょっと違いますね。年収は810万円。Webデザイン会社にいた頃は徹夜続きで年収400万いくかいかないかでした。今はウエブデザイン系で、最近はYouTubeのサムネとかも。業界的に「Webに強い人間」が圧倒的に不足してるんで、それなりにスキルがあるだけで重宝されて給料が上がりましたね。
山崎(店長): なるほど。こう見ると、みんな役割はバラバラだけど、最低でも600万後半、上は2,000万近くまで狙えるってことですね。 大村さんの1,800万は夢があるけど、これってやっぱり結果を出しているからですよね?
大村(元サラリーマン): そうですね。ただ店をやるだけじゃ無理です。一般企業と同じで、利益を出せばこそです。
黒川(顧問): 昔は「店長は50万が上限」みたいなオーナーもいたけど、今は「稼げる奴には払う」って会社が増えたからね。ホワイト化が進んでる証拠だよ。
佐藤(中堅): 確かに。俺の店も休みは週に2日あるし社会保険も完備っすよ。昔のイメージで「怖い」「搾取される」「反社」って思ってる人は、店選びさえ間違えなきゃ大丈夫って言いたいっすね。
稼ぐためにやって「失敗したこと」~黒歴史を語る~
山崎(店長): じゃあ次は、今の収入にたどり着くまでの「失敗談」を聞きましょうか。これが一番、これから入る人の役に立つと思うんで。
佐藤: 俺、あります! 働き始めた頃、「キャストと仲良くなりすぎた」ことですね。 女の子の愚痴を聞いてあげて、食事とかも行って、男気のつもりで「俺が支えてやるよ」みたいな空気出しちゃって。結局、それが店長にバレてめちゃくちゃ怒られましたし、女の子も頑張るどころか逆に甘えちゃって出勤すらしなくなってホンキで失敗しました!
神田(女性内勤): あー、あるあるですね(笑)。男性スタッフさん、それで飛ばされる人多いですよね。 私は逆に、「女の子に感情移入しすぎた」のが失敗でした。女の子の家庭の事情とか借金の話とか全部真に受けちゃって、私が病んじゃって……。仕事中に泣いちゃったこともあります。「仕事は仕事」って割り切るドライさがないと、メンタルが持ちません。
村井(Web担当): 僕は「WEBデザイン」ですね。トレンドを意識してカッコいいサイトを作ることに特化してしまって…でも、風俗のお客さんが求めてるのって僕のひとりよがりな「カッコよさ」じゃなくて「女の子」じゃないですか。 それなのに、女の子よりもWEBサイト自体が目立っちゃってたんで、全く売上が上がらなくて、さすがに上司に謝りました。ユーザーを意識しない「自己満足の仕事」が僕の一番の失敗です。
田中: 俺は……「現場を舐めてた」ことだな。昔、効率化だと思って、掃除の手順を勝手に簡略化したんだ。たとえば、タオルを畳む手間を省いたり。そうしたら、女の子からのクレームが増えて、女の子たちの清潔感も下がっていってお客さんからもクレームが増えて。「神は細部に宿る」じゃないが、風俗店において清潔感をおろそかにすると、女の子の質の低下まで招くことを痛感したよ。
黒川: 田中さんらしいねぇ。俺の失敗はもっと古いタイプだよ。「恐怖政治」をやっちまったことだ。 昔のやり方が抜けてなくて、遅刻したスタッフを怒鳴りつけたり、罰金で縛ろうとしたりした。結果どうなったと思う? スタッフが一斉にバックレて、店が回らなくなった。 今はもう、怒鳴って人が動く時代じゃない。スタッフもキャストも「辞めさせない」ことが一番の利益なのに、それを理解するのに時間がかかったよ。
大村: 僕も黒川さんに近いです。一般企業の論理をそのまま持ち込んで、「数字詰め」をしすぎました。 「なんでこの子の稼働率が低いんだ、もっと出勤させろ」ってマネージャーを詰めたら、マネージャーがプレッシャーで潰れちゃって。風俗って、結局は「人」が商品で「人」が売る商売だから、ロジカルだけじゃ動かないんですよね。感情のマネジメントを無視して、大失敗しました。
山崎: みんな色々あるなぁ……。僕の失敗は「全部自分でやろうとしたこと」ですね。 店長になりたての頃、トラブル対応も、レジ締めも、女の子の面接も全部自分でやってたんです。その方が早いと思って。でも結局、過労で倒れかけて、その間にスタッフが育ってないから店が回らない。 「任せる勇気」を持てなかったのが、年収が伸び悩んだ時期の最大の原因でしたね。
佐藤: うわー、耳が痛い。俺も「俺がやった方が早いっす!」って言っちゃうタイプなんで……。気をつけます。
稼ぐためにやって「成功したこと」~年収1000万への道~
山崎: じゃあ最後は、ポジティブに「これをやったら年収が上がった」「評価された」という成功体験を共有しましょう。
村井: 僕はシンプルに「データ分析」です。 感覚で「可愛い子だから売れる」じゃなくて、分析ツールとか見て「どのページの、どの写真で離脱してるか」を徹底的に分析しました。それで写真を差し替えたり、紹介文のキーワードを変えたりしたら、クリック率が向上して売上も跳ね上がった。数字で結果を見せられると、オーナーも給料上げてくれますからね。
佐藤: 俺は「SNSでのキャラ作り」っすね。 店の公式アカウントなんですけど、ただ女の子の写真を載せるだけじゃなくて、俺(中の人)のキャラを出して、客とリプで絡むようにしたんです。「この店員面白いな」ってなると、SNS経由で新規のお客様が来てくれるようになって。 自分自身にファンがつくと、会社も俺を手放せなくなるんで、給料交渉しやすくなりました。
神田: 私は「女の子の『味方』ポジションの確立」ですね。 店長とか男性スタッフが言いにくい注意ってあるじゃないですか。「もっと痩せて」とか「愛想よくして」とか。それを私が、女子会みたいなノリで「ねーねー、こうしたらもっと稼げるよ!」って伝えてあげる。 そうすると女の子の売上が上がるし、辞めなくなる。女の子の定着率が上がったことで、インセンティブも増えました。
田中: 俺は「マニュアル化」だ。全部を誰でもできるようにマニュアル化した。完璧に100点でなんでも出来るひとはこの業界にはいないから、75点くらいなら誰でもできるようになるマニュアルを。これの功績で俺は複数の店を管理する統括ポジションに上がれた。平均化が年収アップの鍵だったな。
黒川: 深いねぇ。俺はスタッフには「集客」と「女子求人」だけを徹底して教え込んだこと。この2つだけならスタッフは真面目にやれるし、こぼれ落ちる部分はその上に立つ店長に教え込んで穴がないようにした。能力とかポジションにあわせた役割分担をはっきりしたことで安定して成果が出せて信頼に繋がったよ。
大村: 僕は一般企業の「常識」の導入です。風俗業界って、接客レベルが低い店が多いじゃないですか?平気で「くそ客」とか「おんな」て言うひとが幹部にもいて、僕はそれを「非常識」に感じていたんです。でも、そんだけレベル低いひとがいてくれるおかげで、普通に「常識ある対応」をするだけで差別化できるんですよ。当たり前のことを、圧倒的に徹底してやる。これをすべての面でやれば売上は増えます。
山崎: 僕は「スタッフへの投資」ですね。 数千円の細かなものではなくて、最低でもひとりあたり1万円以上で。小銭使われたって相手はたいして嬉しくないし記憶にも残らないので、そんなものは自己満足で投資ではない。相手が欲しているそこそこお金かかるコトやモノだけに絞って投資して、リターンとして「士気の向上」とかをスタッフには返してもらっています。スタッフのモチベーションが高いと、自然と女の子への対応も良くなって、結果的に客単価も本数も上がるんです。投資というと「下心」とか「打算的」と言われたこともあるんですけど、ビジネスにそんなものがあるのは当たり前だと僕は思うので、積極的に投資しています。
結論:風俗で稼げるのはどんな人?
山崎: 最後に、これからこの業界に入ってくる人へメッセージをお願いします。どういう人が稼げますか?
佐藤: 「素直な人」っすね! 変なプライド捨てて、年下の先輩からでも吸収できる人はすぐ伸びます。あと、元気(笑)。
神田: 「女性へのリスペクトがある人」。女の子を商品として見てもいいと思うんです、その方が適度な距離感を保てるので。でも、リスペクトは必須です。
田中: 「地味な作業を馬鹿にしない人」だな。華やかに見える世界こそ、地道な支えが必要だ。
村井: 「変化を楽しめる人」。Webも法律もトレンドもすぐ変わる業界なんで、勉強し続けられる人は強いです。
大村: 「ビジネス視点を持てる人」ですね。感覚じゃなくて、「どうすれば利益が出るか」を経営者目線で考えられるなら、1,000万は通過点です。
黒川: 「逃げない人」だね。トラブルも多いし、キツイこともある。でも、そこから逃げずに誠実に対応すれば、この業界は学歴も経歴も関係なく、人生一発逆転できるチャンスをくれるよ。
山崎: 皆さんの言葉に、私も賛成です。結論として言えるのは、「風俗スタッフは高収入だが、楽して稼げるわけではない」けれども「やった分だけ評価される速度も金額も一般企業以上」かなとおもいます。
今、風俗業界に飛び込むか迷っているひとは、まずは面接でひとと雰囲気を感じてみるのがおすすめです。あなたにとっての「稼げる会社」や「良い仲間」があなたのことを待っていますから。
(編集後記)
風俗業界のお給料の実態に関して7人のご参加者にお話をしてもらいました。「かならず高収入を稼げる」わけではないものの「努力しだいでは本当に稼げる」のは実体験として皆さんお感じなのは確かでした。夜職への転職は「不安」がつきものではありますが、この座談会があなたの不安を解消する助けになれば幸いです。

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