【2019年最新版】東京オリンピックで風俗業界はどう変わる?

2020東京オリンピックまで、いよいよあと1年を切りました。

開催までちょうどあと1年となった2019年7月24日には、東京・日本橋に五輪モニュメントが設置されるなどオリンピックムードは盛り上がりを見せています。

と同時に、各方面で規制や自粛の傾向が広まりつつあります。

例えば、政府はオリンピック期間中は「ネット通販をなるべく使わないように」と呼びかけています。なぜかと言えば、宅配業者のトラックで道路が混雑するのを避けるためなのだとか。都民からしてみれば、実に迷惑な話(?)です。

また、変わったところでは関東の暴力団に「東京オリンピックでは抗争を自粛するように」との呼びかけ文書が出回っているそうです。オリンピック開催期間中は銃器使用の自重を求める文書が配布されたらしく、さる業界の方々もかなりピリピリしているのがうかがえます。

そうなってくると、風俗マニアにとってやはり気になるのが、オリンピックが風俗業界に与える影響でしょう。

オリンピックと風俗に関しては色んな噂が飛び交っていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

というわけで、2019年版最新事情をまとめてみました。

※この記事は2019年1月3日に書いた内容に最新情報を加筆・修正して再アップしたものです。

 

風俗店の取り締まりはすでに始まっている

過去のケースでは、こうした国際的イベントの開催時には当局による風俗の取り締まりが強化されてきた事実があります。

いくつか例を挙げてみましょう。

1990年 花の万博(大阪府)
大阪で風俗店の大規模な摘発が行われ、ソープランドが壊滅。

2002年 日韓ワールドカップ
新宿・歌舞伎町で大規模な浄化作戦が行われ、多数の風俗店が姿を消す。
横浜市・黄金町のちょんの間が一斉摘発。

2016年 伊勢志摩サミット(三重県)
“売春島”と異名をとっていた、伊勢志摩国立公園内の渡鹿野島(わたかのじま)がほぼ壊滅。

2019年 G20大阪サミット(大阪府)
大阪最大のちょんの間街・飛田新地が一斉に臨時休業に追い込まれた。

こうした国際的なイベント時には「海外からの批判を避ける」ことを大義名分に大々的な一斉摘発が行われる傾向があります。

東京オリンピック開催を見据えたと思われる摘発もすでに始まっています。

今年5月には、都内で中国人従業員らが在籍する有名デリヘル店、慶応大学院生が経営していたJKデリヘル店が相次いで摘発されました。

6月には、鶯谷や歌舞伎町を拠点としていたタイ人風俗店(デリヘル)が摘発。また、7月には、風俗営業の禁止地域になる前から営業していた個室マッサージ店が、経営者の死亡によって既得権を失い摘発されました。このようなケースで摘発されるのは全国初だということです。

 

このようなニュースを聞くと何やら不穏な空気を感じますが、筆者はそれほど悲観的になる必要はないと考えています。

なぜなら、こうした浄化作戦によって摘発される風俗店のほとんどは、裏で本番行為をしていたり、ぼったくり行為を行っていたりといった悪質な違法店だからです。法律を順守している優良店、特に良心的な大手グループの店舗などはまず安心と言っていいでしょう。

ちなみに、違法店とは風俗営業法や売春防止法などに違反する風俗店。具体的には下記のような店です。

・無届営業:風俗営業法に基づく営業の届出をしないで営業している
・児童(18歳未満)の雇用:18歳未満の児童、または18歳以上の高校生を働かせている
・就労資格のない外国人の雇用:永住者・定住者・その配偶者ではない無資格の外国人を働かせている
・本番行為:本番行為をさせている、または黙認している

こうした店は一度摘発しても名前を変えてまた営業をすることが多いので、大きなイベントを機に一気に摘発して壊滅させようとするのです。

そう考えると、来年の東京オリンピック開催によって悪質な店舗は(裏風俗も含めて)一掃され、優良店舗のみが生き残るかもしれません。

長い目で見ると、東京オリンピックの開催は日本の風俗業界にとってむしろメリットとなりそうです。

 

東京オリンピックで出稼ぎ風俗嬢の人数が急増!?

オリンピック開催によって恩恵を受ける外国人利用客が増えそうですが、一方、日本人の利用客にとってメリットはあるのでしょうか?

もちろん、あります。それは……出稼ぎ風俗嬢の急増

東京オリンピック開催期間中は、メイン会場がある都内には海外からはもちろん、日本中からも多くの観客が詰めかけます。

そうなれば、風俗の利用客が増えるのも当然。オリンピック観戦の興奮さめやらぬまま、夜の歓楽街に繰り出すにわか風俗ユーザーが激増するでしょう。

そうしたユーザー目当てに、地方から出稼ぎ風俗嬢が東京に押し寄せると十分に予想されます。

特に、デリバリーヘルスは“体験入店”の女の子で新人ラッシュを迎える可能性大。新人の女の子と遊びたいお客が連日のように詰めかけ、都内を中心に風俗業界が活性化するというわけです。

活性化するのは、都内の風俗店だけではありません。2020東京オリンピックでは、東京都以外の会場でも競技が行われます。

主な地方会場は、以下の通り。

さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)……バスケットボール

霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)……ゴルフ

横浜スタジアム(神奈川県横浜市)……野球・ソフトボール

江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市)……セーリング

富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)……自転車競技(ロード)

宮城スタジアム(宮城県宮城郡)……サッカー

札幌ドーム(北海道札幌市)……サッカー

これらの都市の風俗も利用者が増え、少なからず恩恵を受けると予想されます。東京オリンピックの開催は、都内だけではなく地方にも活性化をもたらすチャンスともなり得るのです。

 

オリンピックが風俗業界の追い風になるとの噂も

日本政府観光局の最新発表によれば、2018年11月の訪日外国人の数は約245万1千人。11月の統計としては過去最高の数字だったとか。

東京オリンピックが決定して以来、外国人観光客の人数は年々増加しています。来年の開催期間中には、さらに多くの観光客が世界中から訪れるでしょう。

さらに、今年(平成31年度)から導入予定の出入国管理法改正案によれば、今後5年間で最大34万5150人の外国人労働者が増える見込みと言われています。

そうなると、無視できないのが外国人の風俗店利用客の存在です。世界に類を見ないほど独自の発展を遂げた日本のガラパゴス風俗ですが、今後は外国人の利用に向けて急速に国際化していくと思われます。

これまで、日本の風俗業界には英語対応できるスタッフが少なかったため、外国人客の受け入れに消極的だったのは事実です。

しかし、時代は変わりつつあります。

風俗店のホームページを見ると、日本語以外に英語や中国語での表記を取り入れたお店が次第に増えてきました。

こうした取り組みは、日本の性風俗文化を海外に正しく理解してもらうために重要だと言えるでしょう。

外国人への対応において、風俗業界が頭を悩ませているのが、日本独特の風俗ジャンルをどう理解してもらうかという問題です。

日本の風俗にはヘルス、イメクラ、ソープランド、ピンサロ、オナクラなど様々な種類があります。外国人がそれぞれの違いを理解するのは困難な話(日本人でも正確に説明するのは難しいですよね)。

また、日本の風俗店は本番行為(セックス)を禁止しているのも、外国人には理解されにくい点と言えるでしょう。

海外の風俗店は基本的に本番サービスがデフォルトですから、事前に正しい知識を与えておかなくてはトラブルになってしまう危険性があります。

そのため、ホームページを外国語対応にするお店が増えているわけです。

また、そうした事情を踏まえて、英語が堪能なバイリンガルスタッフを置くお店も登場。外国人専用風俗店として需要を伸ばしていると言います。

【外国人専用風俗店が登場】

品川高級出張マッサージ『Gran Erotic Massage Tokyo』

 

東京オリンピック開催を機に、こうした取り組みはますます増えていくに違いありません。オリンピックによって風俗業界に特需が訪れるでしょう。

 

東京オリンピックで性病パンデミックが懸念されている?

現在のところ、投稿オリンピック開催に伴って大規模な風俗浄化作戦が行われるといった声は聞こえてきません。

しかし、コトは予断を許しません。

その根拠として、性病の罹患者が水面下で増えている点が挙げられます。性病の中でも、特に増えているのは【梅毒】と言われています。

梅毒は本番行為やオーラルセックスで感染する性病です。

かつては大変怖い病気でしたが、最近は治療薬の進歩によって“薬ですぐに治る”という認識が広まりました。それが性病パンデミック(伝染病の流行が拡大して、複数の地域に多くの患者が発生する)病気の蔓延を招いた要因とされています。

東京オリンピックなどのイベントで風俗利用者が増えるため、さらに梅毒患者が増えるのを当局は心配しているようです。そのため、これから先の取り締まりが厳しくなる可能性も否定できないのです。

こうした事態から身を守るには、自らの危機管理意識を高めるしかありません。

具体的には、きちんと定期的に性病検査を行っている優良風俗店で遊ぶことです。大手の風俗店であれば、こうした検査を徹底しているのでまず心配はないでしょう。

やはり、長い目で業界全体を眺めると、東京オリンピック後も生き残っていくのは優良店になりそうです。

 

東京オリンピックで風俗はどうなる?【2019年最新版】まとめ

2020年の東京オリンピック開催まであと少し。

開催決定直後は、オリンピックによって東京の風俗は壊滅するのでないかといった悲観的な論調が目立ちましたが、現時点ではその兆候はなさそうです。

むしろ、東京オリンピック開催は日本の風俗業界にとって追い風になる可能性があります。外国人利用者の急増でグローバル化が進む一方、悪質店が排除されてホワイト化が進んでいくだろうと期待できます。

そうなれば、遊ぶ側にとっても働く側にとってもWIN×WINのいい関係性が築けるようになるかもしれません。

東京オリンピックが開催される来年7月まで、本コラムはオリンピックが風俗業界に与える影響を追い続けていきます!

2020年で変わる!? オリンピックと風俗の意外な関係性

 

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廓(くるわ)だん吉

風俗雑誌の編集部を経て、現在は風俗&アダルト関連記事のライターとしてウェブサイトをメインフィールドにコラムを執筆中。柔らかい記事からちょっと社会派な硬い記事まで大局的な視点で風俗業界を斬っていきます♪


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